更新日: 2023.02.10 子育て

ランドセルのGPS端末、「買い切りタイプ」と「本体価格+月額利用料タイプ」、どっちがいい? 選ぶポイントは?

ランドセルのGPS端末、「買い切りタイプ」と「本体価格+月額利用料タイプ」、どっちがいい? 選ぶポイントは?
小学生が犯罪に巻き込まれてしまうケースは少なくありません。文部科学省「学校安全に関する参考資料集」によると、令和2年度に犯罪被害(暴行、傷害、強制わいせつ、略取誘拐)に遭った小学生は、認知されているだけでも1867名でした。
 
「もしものとき」のためのGPS端末は、非常に重要であるといえます。ランドセルにつけるGPS端末には、買い切りタイプと本体価格+月額利用料タイプとがあるので迷う人もいるかもしれません。
 
そこで、今回はランドセルのGPS端末を選ぶポイントについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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GPSの利用期間とコストの総額を考慮することが重要

子ども用GPS端末の価格は幅広く、6000円前後のものから1万円以上するものまであります。料金体系には、GPS本体の料金に月額費用がかからない買い切りタイプと、月額費用がかかる本体価格+月額利用料タイプの2種類があります。
 
買い切りタイプはGPS本体に2~3年の利用料金が含まれているため、初期費用は高いものの月額費用がかからず、サービスの利用期限がくるまで費用がかかりません。期限が過ぎた後、追加料金を払えば延長して利用できるものもありますが、そうしたサービスがない場合は新たに本体を購入することになります。
 
本体価格+月額利用料タイプはGPS本体を一括もしくは分割で購入し、サービスの利用料金を月額で支払う方法です。
 

利用期間とトータルコストを考慮して購入方法を選択する

最初にかかるコストのみにとらわれず、GPS端末を使用する期間と最終的なコストを考慮しましょう。
 
例えば買い切りタイプは、サービスの月額利用料金がかからないので長期間使うほどお得です。ただ、故障したり紛失したりした場合や、サービスの利用期限が来る前に使わなくなった場合は、一括で購入した分、もったいないと感じる可能性があります。
 
本体価格+月額利用料タイプは、毎月サービスの利用料金がかかるものの、故障したときなどをきっかけに、他社への乗り換えや新しいものの買い替えもスムーズにできます。
 

バッテリーは大きいものを

GPSはいざというときに使えなければ意味がありません。そのため、バッテリーができるだけ長時間もつものを選びましょう。
 
GPSは子どもが移動する度にバッテリーを消費します。位置情報の更新頻度は、製品によりますが1~60分の間で設定可能です。リアルタイムに近い設定にするほど更新頻度が多くなるので、バッテリーも消費することになります。
 

位置情報の正確さはとくに重要

ランドセルにGPS端末をつける理由は「万が一のときのため」というものが多いです。目的を考えたときに重要になるポイントが、位置情報の正確さといえます。
 

GPSは複数の人工衛星を利用したものを選択する

GPSで位置情報が分かるのは、人工衛星を活用しているからです。ただ、GPSによって1つの人工衛星を利用しているのか、複数の人工衛星を利用しているのかは異なります。GPS端末を選ぶ前にあらかじめ確認しておきましょう。
 

通知機能があるかないか

子ども用GPSには、通知機能がついているものとついていないものがあります。
 
通知機能があるものは日常から使いやすく、学校などから帰るタイミングを親に知らせることができます。さらに、メッセージや音声を親子間相互でやりとりができるものは、より安心といえるでしょう。
 
ただし、相互にメッセージや音声でやりとりできるものは、スマホと同等のものであると捉えて小学校への持ち込みが禁止されているところもあるので、注意が必要です。
 

長期間GPS端末を利用するならば買い切りタイプが節約できる

ランドセルにつけるGPS端末の購入方法は、買い切りタイプ、もしくは本体価格+月額利用料タイプとなります。長期間使用するのであれば、月額のサービス料金がかからない買い切りタイプを選ぶのも1つの方法です。
 
また、位置情報の正確さやバッテリーの大きさ、通知機能の有無などもGPSを選ぶ際のポイントといえます。GPS本体の価格だけで決めずに、長い目で使用することを考えて選びましょう。
 

出典

文部科学省 学校安全に関する参考資料集
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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