更新日: 2023.02.04 その他

「電気ポット」VS「やかん」お茶をたくさん飲む場合コスパがいいのはどっち?

「電気ポット」VS「やかん」お茶をたくさん飲む場合コスパがいいのはどっち?
お湯を沸かすには、「電気ポット」や「やかん」を使う方法があります。それぞれ特徴が異なりますが、どの程度の費用がかかるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、電気ポットとやかんの光熱費について解説します。お茶をたくさん飲む場合にコスパがいいのはどちらかも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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電気ポットとやかんの特徴は?

電気ポットは、1リットルの小型タイプから5リットルの大容量タイプまで幅広いラインアップがあります。比較されることの多い「電気ケトル」は、ほとんどが1リットル前後の小型タイプになるため、お茶をたくさん飲む場合は電気ポットの方が便利です。
 
成人が1日に必要とする水分量はおおよそ2リットルなので、家族の人数が多かったり、お茶で水分補給をすることが多かったりする場合は、大容量の電気ポットが向いています。
 
やかんでお湯を沸かす場合は、ガスを使用します。ガスには、「都市ガス」「プロパンガス」の2種類があります。都市ガスは料金が安いですが、都市部でしか提供されていないため、エリア外では使うことができません。
 
都道府県や契約内容によっても異なりますが、プロパンガスは都市ガスの約2倍の料金が発生します。住んでいる地域が提供エリアに含まれているのであれば、都市ガスを利用した方がお得です。
 

電気ポットとやかんの光熱費は?


 
電気ポットメーカーの商品仕様によると、容量2リットル程度の比較的コンパクトな電気ポットの1日あたりの消費電力量は、約0.46~0.99kWhが目安となっています。東京電力の料金プラン「従量電灯B」を参考に、1kWhあたり26円で計算すると、1日あたりの電気代は約11.96~25.74円です。
 
ただし、消費電力量は日本電機工業会自主基準による測定値となるため、室温、湯沸かしの頻度、保温の設定温度などによって、実際の料金は変わってきます。
 
一方、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会では、お湯1リットルを沸かすプロパンガス代を約3.6円としています。2リットルの場合は約7.2円となり、電気ポットよりも光熱費が安くなることがわかります。
 

お茶をたくさん飲む場合にコスパがいいのは?

電気ポットはお湯を沸かすだけでなく、保温機能が備わっているものが大半なので、1日あたりの電気代が高くなる傾向です。保温を重視しないのであれば、電気ポットよりやかんの方がコスパがいいといえるでしょう。ただし、やかんのお湯は時間が経過すると冷めてしまい、お茶を新しく淹れるのに向いていません。
 
また、1リットルあたりのガス代が安くてもお湯を沸かす回数が増えれば、費用や手間も増加します。コストだけ見るとやかんの方がお得ですが、「手軽に温かいお茶を飲みたい」というニーズには電気ポットの方が適しているかもしれません。
 

ライフスタイルに合わせて選ぶことがポイント

お湯を沸かすだけであれば、やかんの方が光熱費を抑えることができますが、電気ポットには「保温機能」があり手軽に温かいお茶を飲めるというメリットがあります。火の消し忘れや火事の危険性が少ないのも、電気ポットの特徴です。お茶をたくさん飲む場合は、コスパを比較すると共に、ライフスタイルに合わせて選ぶことも大切です。
 

出典

資源エネルギー庁 令和元年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2020)

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 プロパンガスと都市ガスの料金比較〈東京都〉

東京電力エナジーパートナー 従量電灯B・C

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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