更新日: 2023.02.03 その他
雪国に転勤になりました。「車」はなにを基準に選べばいいですか? おすすめの車を教えてください
この記事では、雪の降る地域で車を購入する際の基準や、条件を満たす車を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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雪の降る地域で車を選ぶ基準
雪の積もる地域で車を選ぶ基準は「駆動方式」「最低地上高」「寒冷地仕様」です。ここでは、それぞれについて解説します。
・駆動方式は4WDを基準に選ぶ
雪国では、4WD(四輪駆動、四駆)の車を選びましょう。四駆は4本のタイヤ全てが駆動する車です。道路に雪が積もっていたり路面が凍結したりしていると、駆動するタイヤが滑り「スタック」したり安定走行できなかったりなど、さまざまなトラブルにつながります。
4WDなら1本のタイヤが滑っても他の3本が駆動するので、安定した走行が可能になるのです。また、上り坂での発進においても、4本が駆動するので2WDよりもスムーズに発進できます。
・最低地上高が高い車を選ぶ
雪が積もる地域では、最高地上高が高い車を選ぶのもポイントです。最低地上高とは、下回りやバンパーなどの車体でもっとも低い部分と地面との距離を指します。
最低地上高が低いと、雪深い道で下回りが雪に引っかかりスタックすることや、バンパーが割れたり傷ついたりするトラブルが起こります。最低地上高が高ければ、多少雪深い道なら快適な走行が可能です。最低地上高は、メーカーカタログで確認できます。
・寒冷地仕様にする
雪国の中でも北海道など気温が低くなる寒冷地では、車を「寒冷地仕様」にすることも重要です。ただ、寒冷地で車を購入する場合は寒冷地仕様として販売されているので、所有している車を転勤先で使用する予定がないなら問題ありません。
主な寒冷地仕様は、寒くても十分に電力を供給するためのバッテリーとオルタネーター大型化、凍結しないためのクーラント液およびウォッシャー液の濃度アップ等、冬用のワイパーブレード、ドアミラー熱線、大型ヒーターなどです。メーカーにもよりますが、寒冷地仕様は標準仕様よりも価格が1~2万円程度アップします。
雪国・寒冷地に強い車
雪国での車選びの基準「駆動方式」と「最低地上高」を踏まえ、適性のある車種を紹介します。
・トヨタ「RAV4」
RAV4の特徴は、4WDの性能を最大限に引き出す「マルチテレインセレクトシステム」の採用です。路面状況により3つの「走行支援モード」から選べるので、雪道での走破性が向上します。RAV4(4WD)の最低地上高は「190~200mm」、価格は「316万9000~563万3000円(税込み)」です。
・日産「エクストレイル」
エクストレイルの特徴は、前後の駆動力を2つのモーターで制御する「e-4ORCE」の採用です。4本それぞれのタイヤを制御することで、雪道での膨らみや横滑りを防ぎます。エクストレイル(4WD)の最低地上高は「185mm」、価格は「347万9300~504万6800円」です。
雪国では雪道を安定走行できる車を選びましょう!
雪国では雪道を安定走行できる車がおすすめで、選ぶ基準となるのは「駆動方式が4WDの車」「最低地上高が高めの車」です。軽自動車でもスズキ「ジムニー」やダイハツ「タフト」はこの2点をクリアしています。
また、気温が低い北海道で購入する場合は寒冷地仕様車になり、価格は標準仕様車よりも1~2万円(メーカーによる)程度アップします。他にもスタッドレスタイヤなどの費用がかかるので、雪国では車にかける費用は高くなると考えておきましょう。
出典
トヨタ q13.pdf
トヨタ RAV4 主要諸元表
トヨタ RAV4 価格・グレード
日産 X-TRAIL 雪道性能
日産 エクストレイル主要諸元
日産 X-TRAIL 価格・グレード
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部