「世界一高いギター」は「3億円」!? ギターの値段はどうやって決まる?
配信日: 2023.01.24
ギターの値段は比較的手に入れやすい価格のものから高級なものまでさまざまですが、そもそもギターの値段はどのように決まるのでしょうか。
本記事では世界一高いギターはいくらなのかをはじめ、ギターの値段はどのような要因によって左右されるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世界一高いギターの値段とは
世界一高いギターはFENDER社のストラトタイプのギターで、世界的ギタリストの人たちのサインが書かれている点が特徴です。取引額は約3億円であったことからも、ほかの高級ギターとは一線を画す値段であることが分かるでしょう。
有名なギタリストが所有していた楽器が流通すると、ほかの楽器よりも高額になるといわれますが、このギターもそのうちの1本であり、その取引額から「世界一高いギター」と呼ばれています。
ギターの値段はどのように決まるのか
ギターの値段は初心者用に販売されている1万円程度のものから、数十万円にとどまらず、数百万円以上かかるものまで、幅広く設定されています。値段は主に、使用されている木材、塗装やパーツなどに影響されるだけだなく、ハンドメイドで作られているかどうかによっても変わるでしょう。
木材に関しては、使用されている木材の種類だけでなく、同じ種類であってもより品質が高いものを使って作られたギターは値段が高くなる傾向があります。具体的には密度が高い木が使用されているものは、その分音がよく響くため、値段が高くなるのです。
また、手作業で塗装されたギターや、1本のギターを作るために使用されたパーツのうち、品質の高いものが多く使用されていればいるほど、値段は上がっていくでしょう。さらに、手作業で作られたギターは大量生産で作る場合と比べて人件費や工賃がかかるだけでなく、細部まで工夫して作られているため、1本にかかる値段が高くなります。
しかし、その分、出来上がりの質が高く、使用されている木材のよさを活かした作りとなっているのです。大量生産とは異なる弾きやすさを兼ね備えていることが特筆すべき点といえるでしょう。
ギターはこのような製造過程での違いによって値段が変わるだけでなく、ヴィンテージや限定品であるかどうかや、ギタリストのサインが書かれているか、また、本人の所有物であったかどうかなども値段を大きく左右する要因となります。
限定本数のみ出荷されたものや、製作者が亡くなっていて新しく作ることができないものは価値が上がる傾向があるでしょう。一方、製作者がまだ製作を続けている場合でも、市場での人気が高い種類であればなかなか手に入れられないことから、価値が高まって値段も高くなります。
自分に合ったギターを選ぼう
ギターの値段はさまざまで、初心者用に作られた1万円程度で手に入るものから、数十万円、数百万円以上する高級なギターも多くあります。本記事で紹介したように、使用されている木材やパーツをはじめ、さまざまな要因により、設定されるギターの値段はお手頃なものから超高額なものまで異なります。
使用されている木材やハンドメイドかどうかなどによって弾きやすさにも影響が出るため、値段だけを比べるのではなく、自分に合ったギターを探すことが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部