スイーツバイキングで「もとを取る」ために食べるべき食材とは?「原価」をもとに考えてみた!
配信日: 2023.01.24
とはいえ食べられる量には限りがあります。そんな中、「もとを取るために食べるべき食材」にはどのようなものがあるか、本記事ではコスパの面からスイーツバイキングをチェックします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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これが狙い目!高原価の食材とは
スイーツバイキングでもとを取るには、「原価」の高いスイーツを狙って食べることが重要です。
スイーツバイキングに並んでいるケーキは、ケーキショップで販売されているケーキのおおよそ4分の1から2分の1の大きさの場合が多くあります。一般的な大きさのケーキが400~500円で原価率が15~20%の場合、原価は60~100円となります。それがスイーツバイキングサイズだと、1個の原価は15~50円ぐらいだといえます。
そんなスイーツバイキングの中で、原価の高い食材といえば、やはり「生のフルーツ」だといえます。缶詰や冷凍フルーツではなく、生のフルーツが使われているスイーツに狙いを定めましょう。
その中でも、シャインマスカットが使用されているのであれば、1房2000~3000円に50粒ついているとして、1粒40~60円します。イチゴでも「あまおう」などの品種が指定されている場合、1キログラム当たり2000~3000円前後で1粒の重さが40~50グラムなら、1粒80~150円。高級フルーツが使用されているものほど原価が高いといえます。
その他にも、「○○産クリームチーズ使用」や「○○高原の生クリーム使用」、「クーベルチュールチョコレート使用」などとうたわれているスイーツも原価は高くなっています。
ただし、クーベルチュールには国際規格(CODEX)によって、ココアバターが31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上でその合計である総カカオ分が35%以上になるものと定義されていますが、日本では国内独自の「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」という規格基準においてクーベルチュールに関する規約が設けられていないため、注意が必要です。
表示通りの材料が使われていることを識別する味覚と、消費者のリテラシーが求められます。
その他にも狙うべきスイーツとは
もとを取るためには、食材の原価以外にも注目すべき要素があります。それは、「手間」がかかっているスイーツです。たくさんのスイーツが並んでいる中で、菓子職人がホールに立ち、その場で作りたてを提供しているスイーツがそうです。
クレープやパンケーキ、フレンチトーストなどをその場で焼いてサーブしているものは、出来立てをすぐに食べられるという他のスイーツにはないおいしさを味わえます。しかし、その分手間(人件費)がかかっているので、原価の高いスイーツであるといえます。
ただし、人気のコーナーであるため、混雑していることが予想されます。スイーツバイキングは時間制限がある場合が多いので、どのタイミングでその列に並ぶかなどを考慮しないと、おなかの具合はまだまだ食べられたのに時間切れになってしまったということもあります。
その他、食べ放題のスイーツバイキングの数あるスイーツの中で「おひとり様1個限り」などと個数限定がされているものの場合、原価が高い、食材が希少、大量に作れないなどの理由によることがあるため、食べておくべきお得なスイーツであるといえます。
楽しくおいしく食べて「もとを取る」
せっかく食べに行くのだから、損はしたくない、もとを取りたい、と思うのは当然かもしれません。しかし、そればかりに集中してしまうと楽しくおいしく食べられなかった、ということになりかねません。
もとが取れる食材の知識は頭の隅に置きつつ、その時に食べたいものを選んでおいしく食べ、スイーツバイキングを楽しむことが大切なのではないでしょうか。
出典
東京青果株式会社 産地カレンダー 果物
東京青果株式会社 相場表 1月 20日現在
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部