クレカがなくても使える!? ETCパーソナルカードのメリットは? どうすれば作れるの?
配信日: 2023.01.21
ただし、ETCカードは原則としてクレジットカードとのひも付けが必要なため、ハードルが高いと感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、クレジットカードがなくても作れる「ETCパーソナルカード」について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ETCパーソナルカードとは
ETCパーソナルカードとは、通常のETCカードと同じように有料道路の支払いに利用できるICカードです。
通常のETCカードはクレジットカードを登録して決済を行いますが、ETCパーソナルカードはデポジット(保証金)を預けることでETCカードが発行されます。年会費として1257円(税込み)が必要です。
ETCパーソナルカードは、プリペイドカードのような前払金ではないため、通行料金の支払いには使用できません。デポジットはあくまでも保証金であって、実際の通行料金は登録口座から自動で引き落とされます。
デポジットは、初めに平均利用月額を申告し、その料金の4倍に設定されます。例えば、毎月の平均利用額が5000円の場合、必要なデポジット額は2万円です。利用料金がデポジット額の80%を超えると、一時的に利用停止となるため注意しましょう。なお、預けたデポジットは解約時に全て返金されます。
ETCパーソナルカードを作るメリット
ETCパーソナルカードを作れば、ETCゲートで料金を決済できるため、スムーズに料金所を通過できます。
国土交通省は、料金所の現金向け有人ブースを廃止し、ETC専用とすることを検討しています。将来的に、有料道路を利用する際にはETCカードが必須となる可能性が高いため、まだETCカードを持っていない場合は、早めに対応しておいた方が安心でしょう。
ETCパーソナルカードを作れば、休日割や深夜割などの各種割引も受けられます。ETCマイレージサービスに登録すれば、利用額に応じてマイレージを貯められる点もうれしいポイントです。
貯まったマイレージは通行料金の支払いに使用できるため、お得に有料道路を利用したい方でクレジットカードとひも付けることに抵抗のある方は、ETCパーソナルカードを作った方がよさそうです。
ETCパーソナルカードを作る方法
ETCパーソナルカードの申込み方法は、郵送のみとなっています。ETCパーソナルカードの公式サイトから申込書を作成し、運転免許証のコピーを貼付して事務局まで郵送してください。
プリンターを持っていない場合は、事務局や各道路会社のお客さまセンターに電話すれば自宅まで郵送してくれます。また、インフォメーションのあるサービスエリアなどでも申込書を入手可能です。
しばらくするとデポジット払込用紙が送られてくるため、近くの郵便局やコンビニエンスストアでデポジットを振り込みます。後日、簡易書留でETCパーソナルカードが届きます。
ETCパーソナルカードなら、クレジットカード不要でETCカードを持てる
ETCパーソナルカードなら、クレジットカードなしでもETCカードを持てます。ETCパーソナルカードは、16歳以上であれば誰でも作れるため、学生の方にもおすすめです。
カードを作ることで、ETCゲートで料金を決済できるだけでなく、各種割引を受けられたり、マイレージが貯まったりするためメリットが大きいでしょう。
現在ETCカードを持っておらず有料道路を頻繁に使う方は、ぜひETCパーソナルカードを作ることを検討してみてください。
出典
東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社・首都高速道路株式会社・阪神高速道路株式会社・本州四国連絡高速道路株式会社ETCパーソナルカードWebサービス ETCパソカとは
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