更新日: 2022.10.26 子育て

奨学金制度の申し込みを忘れていたら?進学後でも利用できるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

奨学金制度の申し込みを忘れていたら?進学後でも利用できるの?
奨学金制度は進学において経済面をサポートしてくれる制度ですが、申し込みの時期が決まっています。それでは、奨学金制度の申込時期を過ぎてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
 
そこで本記事では、奨学金制度の申し込みを忘れていた場合に考えられる在学中の採用申し込みについて解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

奨学金制度のスケジュールをおさらい

奨学金制度を利用するためには、申し込みやマイナンバーの提出などを行う必要があります。返済が必要な貸与奨学金と返済が不要の給付奨学金の2種類がありますが、スケジュールはほとんど変わらないので合わせて紹介します。
 
まず、奨学金制度を利用できるかを確認するために、自身や進学先が対象なのかを調べます。そして、インターネットで申し込み情報を入力し、高等学校等に必要書類を提出します。この時期は4月から夏にかけての期間です。申し込みが済むと1週間程度でマイナンバーの提出を求められます。マイナンバー提出書類を簡易書留で独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)に郵送します。
 
そして、秋ごろに選考の結果が通知されます。
 

奨学金は進学前だけではない

奨学金制度の申込時期に申し込みがない場合は、奨学金制度を利用することができません。しかし、奨学金には「進学予定」の人だけでなく、進学後の「在学中」でも申し込むことができます。奨学金制度を申し込み忘れていた場合は、在学中の申し込みも視野に入れましょう。
 

貸与奨学金の在学採用

貸与奨学金は第一種奨学金と第二種奨学金の2つがありますが、どちらも申込資格や申し込みの手続きは変わりません。
 
毎年春ごろに在籍する学校を通じて在学採用の申し込みを行うことができます。また、2022年度は貸与奨学金については秋も在学採用の募集を行うため、希望する場合は確認しておきましょう。
 

在学採用の申込資格

在学採用の申込資格は、「優れた学生等であり、経済的理由で就学が困難な人」です。しかし、留年中の場合は申し込むことができません。また、これまでにJASSOの奨学金を受けた人は、申し込めない場合や借りる期間が制限される場合があります。
 

在学採用の申込手続き

在学採用の申込手続きは、申込関係書類を受け取るところから始まります。申込関係書類は在学中の学校から受け取ることができます。
 
次に申し込むため、必要書類を期限までに提出します。提出先は在学中の学校です。また、インターネットで申込情報をJASSOに送信することも必要です。その後、JASSOにマイナンバーを提出します。学校も学業成績や学修意欲を確認し、JASSOに推薦します。その後は採用通知を待つことになります。採用通知を受け取ったら奨学金の手続きに進みます。
 

給付奨学金の在学採用

給付奨学金は毎年春と秋に奨学生の募集を行います。
 

在学採用の申込資格

高等学校等を初めて卒業した年度の翌年度の末日から大学等へ入学した日までの期間が2年以内の人、認定試験の受験資格を取得した年度の初日から認定試験に合格した日度の末日までの期間が5年以内の人などです。
 
これらの人以外にも、学校教育法施行規則150条に該当する高等学校等を卒業した人と同等以上の学力があると認められる人で大学等に入学してから2年以内の人なども含まれます。
 

在学採用の申込手続き

給付奨学金の在学採用については、申込手続きは貸与奨学金と変わりません。
 

まとめ


 
本記事では、奨学金制度の申し込みを忘れていた場合に考えられる在学中の採用申し込みについて解説してきました。奨学金制度の申し込みを忘れていたとしても、在学採用で申し込むこともできるので、気になる人は日本学生支援機構のホームページで自身が該当するか確認してみましょう。
 

出典

独立行政法人 日本学生支援機構 貸与奨学金案内

独立行政法人 日本学生支援機構 給付奨学金案内

独立行政法人 日本学生支援機構 進学後(在学採用)の第一種奨学金の申込資格

独立行政法人 日本学生支援機構 申込手続きについて(在学採用)

独立行政法人 日本学生支援機構 進学後(在学採用)の給付奨学金の申込資格

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

ライターさん募集