更新日: 2019.01.11 その他

あなたはどんなイメージを持っていますか? 「妊活」にかかるお金について

執筆者 : 宮野真弓

あなたはどんなイメージを持っていますか? 「妊活」にかかるお金について
そろそろ子どもがほしいから妊活を考えているけれど、いくらくらいかかるの?

妊活を始めるにあたって、費用が気になる人も多いと思います。そこで今回は、ちょっと人には聞きにくい、妊活の内容や費用についてお伝えします。
宮野真弓

Text:宮野真弓(みやのまゆみ)

FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

子育てファミリーや妊活カップルのライフプランニングを中心に活動しています。
結婚や妊活、出産、住宅購入など人生のターニングポイントにおけるお悩みに対して、お金の専門家としての知識だけでなく、不妊治療、育児、転職、起業など、自身のさまざまな経験を活かし、アドバイスさせていただきます。
https://fpoffice-minoria.jimdo.com/

妊活って何をするの?

「妊活」とは文字どおり「妊娠するための活動」のことで、妊娠についての正しい知識を身に付け、妊娠しやすい体をつくることをいいます。
 
具体的には、基礎体温をつける、食事に気を付ける、生活習慣を改善するなど、日常生活のなかでできることのほか、医療技術を用いて妊娠を手助けする「不妊治療」も広い意味での妊活に含まれます。
 
そのため、ひとくちに妊活といっても、カップルごとに段階も費用もさまざまです。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短1時間でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 1秒診断(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短20分
※お申し込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
 実際の審査では、当社規定によりご希望にそえない場合もあります。

妊活にはいくらくらいかかるの?

妊活や不妊治療には、お金がかかるイメージを持つ人が多いですが、実際に妊活を行った人はどれくらいお金がかかったのでしょうか?
 
ミキハウスがミキハウスベビークラブ会員のうち、子どものいる人、現在妊娠中の人を対象に行った「妊活アンケート2017」によると、6割以上の人が10万円以内の支出にとどまっています。
 
この結果を見てほっとした人もいるかと思います。6組に1組が不妊ともいわれており、これは決して少ない数字ではありませんが、逆に考えると6組中5組は不妊治療をせずに妊娠しているのです。
 


 
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-7923.html
 
なお、回答者のうち不妊治療を行ったことがあるのは47.0%。その内、人工授精を行ったことがあるのは48.4%、体外受精を行ったことがあるのは32.9%(複数回答可)となっています。
 

何にいくらお金がかかるの?

では具体的に、何にいくらかかるのかを見てみましょう。
 
不妊治療を始めるまでの、いわゆる妊活には、食生活の改善や軽い運動、冷え対策や規則正しい生活を心がけるなど、ほとんどお金をかけずにできることがたくさんあります。
 
また、サプリメントや漢方薬を利用したり、整体やヨガなどで体調を整えたりする場合には、それぞれ数千円~数万円程度の費用がかかります。
 
不妊治療は、徐々に段階を踏みながら高度な治療へと進んでいくのが一般的で、治療が高度になるほど費用もかかります。
 
特に、高度生殖医療(特定不妊治療)と呼ばれる体外受精、顕微授精にはまとまったお金が必要です。
 
金額の目安は次のとおりですが、保険が適用されない自由診療の治療は、病院による金額の差も大きいため、治療を始める前にホームページなどで確認しておきましょう。
 
・各種検査(血液検査、子宮卵管造影検査、精液検査など) 数百円~20,000円程度(多くの検査は保険適用)
・タイミング法(保険適用) 1周期あたり2,000~20,000円程度
・人工授精(自由診療) 10,000~30,000円程度
・体外受精(自由診療) 20万~60万円程度
・顕微授精(自由診療) 25万~70万円程度
・凍結胚移植(自由診療) 10万~25万円程度
 
体外受精や顕微授精をした場合に、助成金が受け取れることを知っている人は多いですが、タイミング法や人工授精を対象とした助成制度、不妊検査費用の助成制度がある自治体もあります。
 
不妊治療を検討される場合には、住んでいる自治体の助成制度を確認してみてください。
 
妊活を始めようかと思っている人は、まずは体調や生活習慣の改善など、あまりお金がかからないことから始めながら貯蓄グセをつけておくと、不妊治療に進むときにも安心ですよ。
 
Text:宮野真弓(みやのまゆみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
FPオフィスみのりあ代表