更新日: 2020.05.25 その他

あこがれのパリ暮らし!そのコストと生活スタイルは?

執筆者 : 井田正幸

あこがれのパリ暮らし!そのコストと生活スタイルは?
多くの人があこがれる街、パリ。
エッフェル塔に凱旋(がいせん)門、異国情緒あふれるパリに住んでみたいと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。

実際に、パリでの生活はどのような感じなのでしょうか?今回は、フランスワインの輸入を手掛ける株式会社アルディスのパリ事務所で働いていらっしゃる甲野奈穂子さんにインタビューしました。
井田正幸

執筆者:井田正幸(いだ まさゆき)

ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、ベンチャーキャピタルにてベンチャー企業への投資業務
シリコンバレーのビジネスインキュベーターでベンチャー企業支援
ブレイク・フィールド社設立 代表取締役社長
Break Field Vietnam Co., Ltd. 会長
Break Field(Thailand) Co., Ltd. 取締役

パリで暮らすことになったきっかけ

甲野さんは大学時代に交換留学で行ったカナダでフランス人と交際を始めました。
 
大学卒業後は5年間、その彼と遠距離恋愛を続けましたが結婚を機に、昨年の10月にパリへ移住してきたということです。
 

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フランスの結婚式の違い

日本では婚約届を役所に出しに行く際は、書類の提出だけで終わりですが、パリでは区役所に婚約届を出しに行くこと自体がセレモニーです。
 
区役所の豪華な部屋で、区長の代理が正装で待ち構えています。
 
新郎新婦はタキシードとウエディングドレスを着て、また、親戚や友人も区役所に参列し、約20分かけて、サインの儀式を行います。これだけ大掛かりな婚約書提出となるため事前予約が必要です。
 
その後、キリスト教の新郎新婦は、続けて教会で再度結婚式を行います。そうでない新郎新婦は披露宴へと移ります。フランスの披露宴の形態はさまざまで、なじみの店で行う場合もあればホテルで行う場合もあります。
 
特にお金持ちの人はシャトーを貸し切っての披露宴を行うこともあるようです。甲野さんご自身は、船を貸し切ってのセーヌ川クルーズにしたそうです。
 
気になるご祝儀ですが、フランスのご祝儀は日本と違い、お金を入れる箱が参席者に回っていきます。その箱に入れる金額は各自が決めます。
 
そのため、いくら集まるか見当がつけづらく、披露宴の予算は日本に比べて立てにくいようです。また、集まるお祝儀の総額も一般的には日本の方が多いようです。
 

パリの物価

パリの物価は高く、中心部ではランチもファストフード以外であれば1000円以内に収めるのが難しく、1500円くらいかかります。
 
しかし、フランスでは医療費は自己負担分がなく、多くの治療を無料で受けることが可能です。その影響で、公立病院の多くが込み合っているという悩みはあります。家賃に関しては東京都と同じくらいで、パリ中心部から地下鉄で20-30分、1Kで10万円前後、1LDKで15-18万円くらいです。ただし、パリの住居は古いものが多く、日本と違って新築マンションがほとんどありません。
 
甲野さんが現在住んでいるところも戦前に作られたもので、中身はリフォームしていますが時々お湯が出ないことがあるようです。
 

パリ生活の良いところ

温かい人が多く、優しい言葉をかけ合えるところです。また、食事をゆっくり楽しみながら食べるところに生活の中に余裕が感じられます。
 
しかし、食事時間が長すぎることもあり、大みそかの食事が19時ごろにディナーが始まり前菜が登場し、22時ごろにやっとメインディッシュが出てくる。0時を過ぎてからやっとデザートが出てくるということがあったそうです。
 

不便を感じるところ

日本のようにサービスがきっちりと整っていないところです。病院や公的機関の書類の発行も遅れることがあります。
 
また、夜の19時30分以降や日曜日は多くのスーパーが休みです。
 

フランス人のお金の感覚

日本人は安くて良いものを探しますが、フランス人は高ければ高いほど品質が良いという感覚を持っています。
 
高いものを少量、長い間愛用する人が多いようです。また。食べ物に関しては、比較的お金をたくさん使い、労力を惜しまないように感じます。
 

フランスを訪れる人へのメッセージ

フランスはパリ以外にも素晴らしい場所がたくさんあります。
 
例えば、ボルドーはパリから電車を使って2時間で行くことができ、アクセスが良いです。ぜひ、パリ以外のフランスにも注目してみてください。
 
また、現在、フランスでは日本のウイスキーが大ブームです。フランス人へのお土産には、日本ウイスキーがお薦めです。
 
Text:井田 正幸(いだ まさゆき)
ファイナンシャルプランナー