更新日: 2019.01.11 その他
東京五輪の選手村予定地、今どうなっている?
開催まで2年、工事は順調に進んでいるのでしょうか? 晴海にできる選手村の工事状況を確認してきました。
Text:松浦建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/
開発面積が18haにもなる、広大な選手村の建設はすでに始まっている
東京都都市整備局のホームページに、市街地再開発事業地区一覧が載っていますが、選手村建設(晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業)の開発面積は約18haと広大で、ほかとは規模が全然違います。
東京ドームを基準にしたら約4個分になるようです。すでに工事が始まっている現地へ行き、現状を確認してきました。
写真① 現地にある選手村建設地の看板 2018年2月筆者撮影
晴海トリトンスクエアから中央清掃工場へ向かう途中に、2020年東京五輪の選手村建設地とわかる看板があります。
写真② 選手村建設地の全体配置図 2018年2月筆者撮影
写真①選手村建設地の看板の横に、建築計画のお知らせや全体配置図(写真②)が並んでいます。赤い線で囲まれている部分が建設地で、囲まれていない右上が中央清掃工場、中央が学校予定地となっています。
写真③ 晴海客船ターミナルからみた選手村建設地 2018年2月筆者撮影
選手村の全体像は晴海客船ターミナルから眺めると確認しやすく、写真③は晴海客船ターミナルから北方向を眺めています。
この再開発では24棟5650戸の住宅と商業施設等を建築予定ですが、50階建て超高層マンション2棟については五輪後に建築予定であり、選手村としては使いません。どの街区も工事はまだ初期段階で、ものすごい数のクレーンが印象的です。
写真④ 晴海客船ターミナルからみた選手村建設地 2018年2月筆者撮影
写真④は晴海客船ターミナルから北東方向を眺めています。この方向の街区もまだ初期段階で積み上がっていないので、今なら遠くまで見渡すことができます。
写真中央より少し左には、晴海トリトンスクエアの高層オフィスビル3棟がよく見え、右側の運河の先にはららぽーと豊洲が見えます。
東京五輪が開催される2020年の夏までには、選手村は当然完成しているので、半年も経てば景色は大きく変わっているはずです。
日本国内でこれほどまでに広大で迫力のある工事現場はあまりないでしょうから、ぜひ晴海まで足を運んで五輪選手村の準備状況を確認してみてはいかがでしょうか。
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士