更新日: 2019.01.11 その他

低層は落ちつく?高層は開放感? あなたは低層or高層 どっち派?

執筆者 : 松浦建二

低層は落ちつく?高層は開放感? あなたは低層or高層 どっち派?
マンションの多い都市圏では、住むなら戸建てorマンションかで悩むだけでなく、マンションのなかでも低層タイプか高層タイプか、で悩む人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、低層マンションと高層マンションの特長をそれぞれまとめ、どちらがよいか考えてみました。
松浦建二

Text:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

低層マンションは、戸建てに近い感覚があり落ち着く

何階建てまでを低層マンション、何階建て以上を高層マンションと呼ぶのか定かではないので、ここでは5階建てまでを低層マンション、10階建て以上を高層マンションとイメージしています。
 


 
低層マンションのほうがよいと思える点を挙げてみました。
 
1.土地を高度利用して駅近くに多いマンションも、低層なら戸建てが多い住宅街に建つことも可能です。住宅街で居室が2階や3階だと、周辺の戸建と目線の高さに差がなく、マンションでありながら戸建てに住んでいる感覚にもなります。
2.バルコニーから誤って洗濯物を落としても、誰かが大きなケガをするような心配はいりません。
3.非常時や点検時にエレベーターが使えなかったとしても、生活への支障はほとんどありません。
4.比較的世帯数が少ないので、住民同士の交流がしやすく、まとまりやすいです。
5.玄関から駐車場や敷地入り口までの距離が比較的近いので、忘れ物をしても取りに帰りやすいです。
 
低層マンションは戸建てとマンションの両方のよさを多く取り入れているのが特徴といえます。
 

高層マンションのよさは何といっても開放感

次に、高層マンションのほうがよいと思える点を挙げてみました。
 


 
1.周囲に家がないと開放感があり、誰の視線も感じることなく生活できます。
2.見晴らしがよく、昼も夜も景色を楽しむことができます。
3.虫が外から室内に侵入してくることがほとんどないので、虫嫌いな人にとってストレスのない生活が可能です。
4.高い所に住むことで、何となく自尊心を満たすことができます。
5.世帯数が多くなることで、共用施設が充実している場合が多いです。
 
低層マンションのほうがよいと思える点は、高層マンションにはあまりない点であり、高層マンションのほうがよいと思える点は、低層マンションにはあまりない点といえます。
 
もちろん例外はあり、場所や築年数等によっても良し悪しは異なります。資産価値や購入価格(賃料)の違いも当然あります。
 
低層と高層のどちらに暮らしたいか考えると、筆者としては両方のよいところすべて取り入れたマンションが理想ですが、非現実的かあってもかなり高額になりそうです。
 
単純に低層と高層のどちらがよいかということになれば、個々における好み、ということでよいのではないでしょうか。
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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