更新日: 2019.01.10 家具・片付け

片づけの美学⑱ 実は周囲から見られている、あなたのおうちの顔

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学⑱ 実は周囲から見られている、あなたのおうちの顔
あまり大きな声では聞けませんが、あなたはまわりのおうちを見ていますか? なにもジロジロと観察していなくとも、生活していたら自然に目に入ってしまうはずです。

あなたが見ているのであれば、あなたのおうちも見られているのも当然。まわりの人たちからの視線を意識することは、ご自宅の外側・ポーチ周辺・外玄関を美しく整えるきっかけになります。
 
奥野愉加子

Text:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

自分たちの普通が、まわりから見ると奇妙なことも

毎日生活していると、自宅の外観がどうなっているか気にする余裕がなかったり、無頓着になっていたりするかもしれません。
 
もしかしたら、次のゴミ収集日に出そうと、ゴミ袋が積まれていたり、壊れた子どもの自転車などを置きっぱなしにしているかもしれません。自分たちにとって違和感がある行為でも、しばらくその状態が続くと何とも感じなくなることはよくあることだと思います。その状態をまわりから不衛生だな、だらしないな、と思われているとしたら……。
 
さぁ今すぐご自宅のまわりを再認識してみましょう。
 

まずは、通りすがりの人になったつもりで

あなたのおうちが戸建てだとしたら、道の向かいから歩きながらおうちを見てください。できるだけ初めてこの家を見る他人になったつもりで。
 
・ゴミやごちゃごちゃとしたモノはありませんか?
・花壇の草木は生き生きしていますか?
・雑草は目立ちませんか?

 
私も自宅をあらめて見てみました。ありました、違和感のあるものが。
 
息子が幼稚園から持ち帰った派手な黄緑色の鉢植えです。それを敷地の隅、道路から一番目立つところに置いたままでした。時期がきたら、なかの土を花壇の土に混ぜようと思って仮置きのつもりだったのに、ついつい手つかずで夏から放置していました。反省し、すぐに処分しました。
 
わが家のようにワンポイントで終わることもあれば、外観すべてをスッキリさせるのは大仕事という場合もあると思います。置いてあるモノを「使っている」「使っていない」で仕分けをした後、「使っているモノ」が多ければ、それらをまわりから見えづらいように保管することで、おうちの印象がかなり変わると思います。
 
例えば、壁の陰にモノを置いたり、低い位置に置くようにしたり。あなたのご自宅の形で対応できることが変わってくるので、見え方を意識するだけでも、発見があるのではないかと思います。
 

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次は、訪問者になったつもりで

お客さんになったつもりで、インターホンに近づき、ボタンを押してみましょう。そして、玄関ドアまで近づいてみましょう。自分がいつもしない動作をすると、意外な汚れが見えることがあります。
 
例えば、インターホンのまわりに、クモの巣がついたおうちをたまに見かけませんか? あれは、家の人が使わないので気づいていないのです。
 
いつもは、出かけるときや帰ってきたときに、慌ただしく通り過ぎるだけの玄関まわりを慎重に観察してみると、ホコリがたまっていたり、落ち葉がたまっていたりします。表札に土ホコリが積もっていることも。タイルの隙間から雑草が生えていることもあります。
 
ときどきでいいので、雑巾を手にチェックしてみてください。スッキリと片づいていて、清潔で美しいご自宅の外観は、まわりの人からの評価だけでなく、あなた自身の気持ちもポジティブなものにしてくれるはずです。
 
今回は、自宅の外観をお片づけとお掃除の両視点でお伝えしました。これから暖かくなるほど外に気を使う余裕が出てくると思います。ぜひおうちの見た目をもっと素敵にしてください。
 
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)