更新日: 2020.06.04 その他
緊急事態宣言の前後で主婦の買い物はどう変わった? 食料品のうち購入が増えたものって?
株式会社ONE COMPATH(本社:東京都港区)が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、「Shufoo!」を利用する全国の既婚女性5万7694人を対象に「新型コロナウイルスの影響による買い物動向の変化」に関するアンケートを実施しました(※)。
主婦の買い物動向はどう変化したのか、アンケート結果を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
買い物を3日に一度、1週間に一度を実践した人はあわせて17%増
新型コロナウイルス感染症流行後、普段と比べて食費に変化があったか尋ねると、「普段と比べて増えた」と回答した人が57.8%となりました。
次に、4月7日の7都府県への緊急事態宣言発令前後で、食料品の購入点数について違いがあったか聞きました。緊急事態宣言発令前は「まとめ買いせず都度購入」が24.5%であったのに対し、発令後は8.9%に減少しました。
一方、「おおむね3日間程度の食品を購入」が22.9%から31.3%、「おおむね1週間程度の食品を購入」が13.0%から21.5%へと大きく伸びました。小池百合子東京都知事が「買い物は3日に一度程度に」と要請したとおり、主婦たちは感染防止のため、買い物の機会を減らす努力をしていることが明らかになりました。
緊急事態宣言発令後は、インスタント食品やレトルト食品、お菓子などの購入が増えた
「食料品」において、新型コロナウイルス感染症流行を意識し購入したものはあるかという問いに対し、「インスタント食品」が緊急事態宣言発令前では22.4%であったのが発令後は36.0%と13.6ポイント増えました。
他には「冷凍食品」(20.8%→31.7%)、「レトルト簡便食品」(17.3%→28.2%)、「お菓子」(17.4%→23.2%)、「缶詰・瓶詰」(14.1%→19.0%)といったように、長期保存ができるものや、簡単に調理できるものの購入が増えました。
昼食をさっと用意するため、また、万が一ロックダウンや物流が滞ることを想定してこのような商品を購入することが増えたのだと考えられます。
新型コロナウイルス感染症流行後、普段よりかける時間の増えたものを聞いたところ、最も多かったのが「料理」で44.8%となりました。家で過ごす時間が増えたことで、いつもより手の込んだ料理を作ったり、お菓子を手作りしたりするようになったのだと思われます。
実際に、スーパーでパン作りに欠かせない強力粉やホットケーキミックスが売り切れて、フリマサイトで高額で販売されていることが話題となりました。
また、「ネットの閲覧時間」も43.5%と多く、YouTubeで動画を見たり、Amazonプライム・ビデオやNetflixのようなサブスクリプションサービスで映画を見たりすることが増えました。
また、「オンライン飲み会」や「オンライン帰省」など、新たなコミュニケーションも定着しつつあります。他には「掃除」(35.2%)、「子育て」(24.3%)、「睡眠」(19.3%)といった回答が続きました。
新型コロナウイルス終息後したいことは「外食」「旅行」
新型コロナウイルス感染症が終息した後、どのようなことがしたいか聞きました。1位は「外食」が63.8%と最も多い結果となりました。自分の作った料理に飽きてきた、という人も多いかもしれませんね。2位は「旅行」が57.2%でした。
海外旅行はしばらく難しいでしょうが、国内旅行ならできる日も近いでしょう。気分転換はもちろん、緊急事態宣言後経営に大打撃を受けたホテルや旅館、観光地を助けたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
3位は「買物(食料以外)」(50.8%)。ハッと気づけば春物を買う間もなく夏になってしまいましたよね。パッと買い物をしてストレスを発散したいものです。
新型コロナウイルスは、いったん落ち着いても必ず第二波・第三波が来るといわれています。ワクチンが開発されたり、治療法が確立するまでは、油断せず対策をし続けつつ、経済を動かしていきましょう。
出典
※株式会社ONE COMPATH「新型コロナウイルスの影響による買い物動向の変化」に関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部