更新日: 2020.03.23 その他

家の売買時の意識調査。購入前にみんなはどれくらい貯金しておく?約9割の人が災害を意識?

家の売買時の意識調査。購入前にみんなはどれくらい貯金しておく?約9割の人が災害を意識?
家は一世一代の買い物。勤務地に通いやすい場所、生活するのに便利な場所、治安のいい場所など、どのエリアで買うかを慎重に考えます。最近では自然災害が多いので、災害に強い立地や建物の耐震構造を考慮する人も多いと思われます。
 
後に売却する際、できるだけ高く売りたいため、最初から資産価値を考えて買うことも大切でしょう。買う時だけでなく、売却する時も並々ならぬ決意が必要です。
 
このように、家の売買は大半の人にとって、人生で最大の取引です。株式会社エイチームライフスタイル(本社:愛知県名古屋市)は、不動産売却・査定の情報サイト『すまいうる』において、家の売却実態を調査しました(※)。
 
家を売買する時の意識について聞いていますので、結果を見てみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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4人に1人が1500万円以上貯金ができたら家を買いたいと考えている

「いくら貯金ができたら家を購入しますか」と聞くと「わからない/特にない」と回答した人が47.2%と約半数近くになりました。家を購入する際には、いくらお金が必要か見当がつかなかったり、ある程度の額を貯金しないと家は買えないと考えている人が多いのだと思われます。
 
次いで、「1500万円以上」(24.1%)「1000万円以上1500万円未満」(12.1%)「500万円以上1000万円未満」(12.0%)と続きました。家を買う際は頭金が多い方がいいので、ある程度のお金を貯めないといけないと思っているようです。

9割が災害を意識して家を選ぶ

近年では、地震や豪雨、洪水などの自然災害が多く、倒壊や浸水など家屋に甚大な被害が及ぶことがあります。そこで、「災害を意識して家を選びますか」と質問したところ、89.1%の人が災害を意識して家を選ぶと答えました。現在、住宅選びに災害対策は欠かせない状況になっているということがわかりました。
 
「どの災害を最も意識しますか」と質問したところ、「地震」が58.3%と半数以上で、立地や耐震構造など、地震に強い家を選んでいる人が多いことがわかりました。
 
続いて、「大雨・洪水などの浸水被害」が28.5%でした。昨年、台風や豪雨により各所で大きな水害があったのは記憶に新しいところです。地震と浸水被害を意識するという回答が全体の86.8%と、9割近くを占めました。

家を売却する際は不動産会社選びがポイント

「家を売却するにあたり不安だと思うこと」について質問したところ、1位が「不動産会社選び」(23.6%)、2位「相場より安く売ってしまうこと」(21.6%)、3位「なかなか売れないこと」(21.0%)という順になりました。どこの会社に頼んだら早く、より高く売れるかが気になるようです。
 
また、13.8%が「何をすればいいのか調べること」と答えました。とりあえず不動産売却の情報サイトなどで調べてみるのがいいでしょう。
 
次に「中古物件を購入する場合、最も不安に思うこと」を尋ねると、「重大な欠陥がないか」と答えた人が最も多く、41.2%にのぼりました。続いて、「構造上の問題」(20.0%)、「設備の故障がないか」(11.6%)と、中古物件を購入する際に、経年劣化による問題がないか気にする人が多いようです。
 
最後に、「将来、住みたい街はどこですか」と聞いたところ、1位「横浜(神奈川県)」、2位「京都(京都府)」、3位「鎌倉(神奈川県)」、4位「目黒(東京都)」、同率で「吉祥寺(東京都)」という結果になりました。すてきな街並み、おしゃれなイメージの街が人気があるようです。地震や水害が気になる割には、海に近い街もありますね。
 
出典 ※株式会社エイチームライフスタイル「『すまいうる』家の売却実態調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部