更新日: 2020.03.17 子育て
働くママは忙しい!仕事に加え、家事・育児で精神的にもお疲れモード
主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区)の調査機関しゅふJOB総研は「家計のゆとり」をテーマに、働くママ層にアンケート調査を行いました。
働くママ全体と、3歳以下の子どもを持つ働くママで意識の違いはあるのか見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
75%が生活にゆとりがないと回答。教育関連費の負担が大きい。
「働くママ全体」に、家計にゆとりがあるかと聞いたところ、回答者の20.8%がゆとりがあると答えました。一方で75.0%がゆとりがないと答えました。うち、「全くゆとりがない」が半数で、生活が厳しいという人が相当数いることがわかりました。
次に、家計の支出で負担に感じているものを尋ねると、1位は「教育関連費(学校・塾など)」で57.4%、2位「家賃・住宅ローン」(48.5%)、3位「食費(米・野菜など)」(41.5%)でした。子どもを持つ働くママには一番負担が大きいのは教育費なんですね。
なお、「一番下の子が3歳以下のママ」の場合、「働くママ全体」と比較して負担が大きいのは「外食費」(+10.4%)、「水道・光熱費」(+10.4%)、「日用品(ティッシュ・洗剤など)」(+10.3%)でした。
逆に、負担が少ないのは「教育関連費(学校・塾など)」(-21.6%)、「通信費(スマホなど)」(-11.2%)でした。子どもが小さい時は学校や習い事にお金がかからないので、基本的な生活費の負担をより大きく感じるのでしょう。
3歳以下の子どもがいる働くママは、家計への負担がなければ育児か家事を代行してもらいたいと思っている
家計への負担さえ考えなければ”もっと購入したい”または”利用したい”ものは何かと聞くと、「働くママ全体」では、1位は「趣味・習い事」(49.4%)で、2位「衣服類」(46.8%)、3位「遊興費」(42.1%)という順になりました。
「一番下の子が3歳以下のママ」の場合は、「ベビーシッターの利用」が全体に比べて18.0%も割合が高いことがわかりました。仕事に家事に忙しい働くママは、たまにはベビーシッターを利用して気分転換したいのでしょう。
次いで「教育関連費(学校・塾など)」(+16.5%)、「家事代行の利用」(+11.2%)が全体より高い結果に。働くママはとにかく忙しいので、育児か家事か、できれば両方お金で解決したいというこの結果はうなずけます。
続いて、食料品の中で出費を減らしたいと思うものを尋ねたところ、「働くママ全体」では、「お菓子類」が56.3%と、2位の倍以上の差をつけてトップになりました。食料品で削れるとしたらお菓子ですよね。
以下「特にない」(24.5%)、「肉類」(16.5%)、「パン」(13.6%)でした。「一番下の子が3歳以下のママ」の場合との比較では、さほど大きな違いはありませんが、「お菓子類」が全体より6.7%多く、他の食料品については軒並み減らさないという回答でした。育ち盛りの子どもには、バランスよい食事をさせたいようです。
小さい子がいる働くママは、家事や育児の心理的負担が大きい
日用品の中で出費を減らしたいと思うものについても聞きました。
「働くママ全体」では、「特にない」が43.5%と最も多いですが、「洗濯用洗剤」(21.5%)、「ティッシュペーパー」(20.3%)、「トイレットペーパー」(19.1%)という順になりました。洗濯用洗剤はすぐになくなってしまうので、洗濯をまとめて行うなどで対処できるかもしれませんね。
「一番下の子が3歳以下のママ」の場合は「おむつ」が60.5%、「お尻ふき」が32.1%が圧倒的に多い結果となりました。3歳以下ではおむつが外れている子はあまりいないので仕方ないでしょう。節約するなら布おむつという手もあります。おむつが外れるのが早いと言われていますので、試してみてもいいかも?
日々の生活の中で解消したいと思う負担について尋ねたところ、「働くママ全体」では、「生活にかかる金銭的負担」(56.1%)、「子育てにかかる金銭的負担」(42.1%)といった金銭的負担がトップでした。
「一番下の子が3歳以下のママ」の場合、トップは「家事・育児の重圧など心理的負担」が61.7%で、全体と比べて21.2%も多い結果となりました。また、「忙しさによる時間のなさ」も、全体より9.0%多く、3歳以下の子どもがいる働くママは、家事や育児を負担に思っていることが明らかになりました。
子どもが小さいうちは働きながら家事・育児をするのは大変です。たまには家族に助けてもらったり、ベビーシッターや家事代行サービスを使ってゆっくりしたり、リフレッシュしてはいかがでしょうか。
出典 ※株式会社ビースタイル「家計のゆとりに関する調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部