更新日: 2019.09.14 その他
バスや電車の「一日乗車券」実は観光以外でも便利?都営交通のお得な切符3つ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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都営のお得な切符はどれくらいある?
都営交通のWEBサイトを見ますと、15種類ものお得な切符がラインナップされています。そのうち一部は訪日観光客向けや、関東の1都7県以外からの観光客向けなど制限のあるものもあります。それらの中で、筆者が特に普段使いもできる便利なお得な切符を3つ取り上げてみました。
都営まるごときっぷ(一日乗車券)
こちらは大人700円、子供350円で都営地下鉄、都営バス(多摩地域含む)、都電荒川線、日暮里舎人ライナーの全線が乗り放題になるチケットです。都営バスを1回乗り継いでどこかへ行き、帰ってくるだけでも210円×4=840円となるのでお得になります。
地下鉄も都営線だけをうまく乗り継ぎ、都営バスを使って都内のどこかへ行く場合など、路線案内などで検索をしてみると意外と700円を超えることも多いかと思うので、利用してみたらお得だといえます。
購入については、都営地下鉄の券売機や都営バスの営業所などで購入でき、さらに便利な点としては当日券であればバスの運転手さんから購入することもできるのです。突然思い立っても購入できることが強みですね。
東京フリーきっぷ(一日乗車券)
こちらは大人1590円、子供800円で上記の都営各線に加えて、東京メトロ全線とJR線の都区内エリアが乗り放題になります。(都区内についてはJRのホームページ参照)
都営まるごときっぷより値段が張るので、エリアの外縁から、山手線の内側で用事を済ませて、また、戻るといった行程であったり、区間内の各路線をいろいろ細かく乗る必要があったりする場合などにお得になってくるといえます。
購入については前売りが都営地下鉄各駅窓口及び日暮里舎人ライナーの日暮里駅窓口のみ、当日券は都営地下鉄各駅券売機及び日暮里舎人ライナーの各駅券売機と少し購入できる場所が少ない点は注意が必要です。
※フリーきっぷが利用できる東京メトロやJR東日本の駅でも手に入れることができます。
東京トラベル1DAY/2DAYパス
こちらは1DAYが大人800円、子供400円、2DAYですと大人1200円、子供600円で京急線の羽田空港国内線/国際線ターミナル駅~泉岳寺駅までの片道乗車券と都営地下鉄全線の1日/2日乗車券のセットになっています。
羽田空港~泉岳寺駅間の運賃が450円ですので、都営地下鉄全線の1日乗り放題が実質400円以下という優れものです。羽田空港発ですので、観光がメインになると思いますが都営地下鉄だけでどの程度東京を観光できるのか考えてみました。
1 都営浅草線
浅草、スカイツリー(押上)、銀座(東銀座)、東京タワー(大門)
2 都営三田線
目黒、東京ドーム(水道橋)、巣鴨
3 都営新宿線
新宿、靖国神社(九段下)、神保町
4 都営大江戸線
としまえん(豊島園)、新宿、六本木、築地市場、国技館(両国)、アメ横(上野御徒町)
などなど、4路線だけでも都内の観光名所をかなり網羅することができることが分かります。発売場所は京急線の羽田空港国内線/国際線ターミナル駅の2ヶ所のみですので、特に東京に観光などで来られるあるいは出張で都営地下鉄沿線に用件があるといった場合には特にお得感が強く感じられると思います。
まとめ
3点ほど都営交通に関連するお得な乗車券を紹介してきました。その他にも調べるといろいろとお得な切符が出ています。もし東京などで都営バスや都営地下鉄に乗るという場合にはいろいろ調べてみて、普通に切符を買うより安くなる場合もあると思います。ぜひ利用してみてください。
出典 東京都交通局「運賃・乗車券・定期券」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部