更新日: 2019.01.10 その他

2018年も残り僅か!この時期だから出てくる疑問 『年末ジャンボの当選確率ってどのぐらい?』

執筆者 : 田中恭子 / 監修 : 柴沼直美

2018年も残り僅か!この時期だから出てくる疑問 『年末ジャンボの当選確率ってどのぐらい?』
早くも年末ジャンボ宝くじが年末気分を盛り上げています。ちょっと怖い気もしますが、当選確率についてのぞいてみましょう。
 
田中恭子

Text:田中恭子(たなか きょうこ)

フリーランス・エディター&ライター

北海道大学卒業後、メーカー勤務を経て出版業界へ。自身の経験を生かした旅行、
アウトドア、ライフスタイル、自然などを得意とするが、ジャンル問わず、多方面
で活躍。

柴沼直美

監修:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

思った以上に気の遠くなる当選確率の低さ

今回の年末ジャンボ宝くじの当選金額や当選本数、当選確率を表に示してみました。ミニ、プチと合わせて3種類発売されていますが、何をどう買ったほうがいいのか迷うところです。
 

 
「1等前後賞合わせて10億円とはすごいじゃないか!」もうすでに当選後の夢のような生活を思い描いている人もいるでしょうが、当選金額が高い場合には、当選確率は低くなるよう、巧みに計算されています。
 
1等の当選確率が1000万分の1のジャンボ宝くじが多いなか、年末ジャンボのような高額の当選金の場合、1等は2000万本に1本の割合です。この確率はよくさまざまな例えを使って表されます。
 
「雷に打たれて死ぬ確率」「東京ドームを200回以上満席にした中から1人が選ばれる確率」「隕石や小惑星の衝突で死ぬ確率より低い」等々。本当にそうかは、それぞれの事例を検証してみないとわかりません。
 
そのほか、ガリガリ君に5回連続当たる確率と同じとか、しばしばユニークな例が引き合いに出され、その「当たりにくさ」が表現され、夢を砕いてくれます。しかもこれらは1等が1000万本に1本の場合。年末ジャンボは2000万本に1本ですから、もう気が遠くなります。
 

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期待値は投資額の約半分。多いとみるか少ないとみるか

しかし水を差すつもりはありません。実際、当たっている人が必ずいるのですから。この年末ジャンボでも、確実に24人の人は夢の7億円を手にするわけです。さて、「期待値」について考えてみましょう。
 
例えば、今回の年末ジャンボ宝くじは総数で1,440億円の宝くじを発売する予定です。これを全部買い占めてしまったと考えましょう。
 
当然、全ての当選金は自分のものとなるわけです。当選金の合計金額は約708億円。1,440億円買って708億円の還元となると、還元率は49.17%、300円の宝くじ1枚につき、約147.5円の還元が期待されるというわけです。
 
実は同じ計算をミニとプチにしてみると、ミニが49.67%、プチは50.00%と若干高め。大きな夢に賭けてみるか、堅実にいってみるか、そこは個人の考え方次第ということになりますね。
 

驚きの未換金率。高額当選も30億円分

ところで宝くじの換金率はどのくらいかご存知ですか? 300円の当たりくじは必ず出るのに、換金に行ったことがない人も多いでしょう。3,000円あたりが当たって「やったー!」と喜んでも、いつの間にか時が過ぎ、換金期限を過ぎてしまったという経験を持つ人も多いのでは?
 
「宝くじ公式サイト」によりますと、換金期限を過ぎてしまった「時効当選金」は、平成29年度で149億円、率にして販売総額の1.76%にあたるそうです。しかもこの中に4億円以上の当選金が3本、1億円以上は30本あったとのこと。
 
せっかく隕石に当たるような一生に一度あるかないか、というかほとんどない幸運を引き当てたのに、何とももったいないです。そうはいっても8割は、案の定、300円などの末等当選金ということです。
 
宝くじ公式サイトでは、換金期間中の高額当選金の未換金を掲示して注意を促しています。買いっぱなしではなくもう一度確認してみては?
 

年に一度の大きな賭けも悪くない。夢と社会貢献がついてくる

「あぁ、今回も当たらなかった」とがっかりするかもしれませんが、あなたの投資は無駄にはなりません。宝くじの収益金は、時効当選金も含め全国各地の公共事業などに使われ、今回も一部は西日本豪雨や北海道胆振頭部自身の被災地支援に役立てられます。
 
普段宝くじを買わない人も、この時期は足を運びたくなるもの。当選の確率は気が遠くなるほど低いとしても、宝くじは夢を買うもの、そして社会に貢献するもの。
 
この1年いいことがあった人もなかった人も、ちょっと冒険してみるのも、大晦日のテレビの前で一喜一憂してみるのも、また年末の楽しみ方のひとつではないでしょうか。
 
Text:田中 恭子(たなか きょうこ)
フリーランス・エディター&ライター
 
監修:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者