更新日: 2019.01.07 その他

「好きだったら年収は関係ない」は嘘!? 未婚女性が相手に求める年収の実態とは

「好きだったら年収は関係ない」は嘘!? 未婚女性が相手に求める年収の実態とは
女性のみなさんは、結婚相手にどれくらいの年収を求めますか?
 
「好きだったら年収は関係ない」「そこそこの年収は必要」「年収2000万円以上じゃないと話にならない!」…さまざまな意見があるかと思います。
 
今回は、未婚女性が結婚相手の男性に求める年収についてまとめました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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未婚女性が結婚相手の男性に求める年収は?…「500万円以上」の回答が最多

住宅系ニュースサイト「マンションサプリ」が、20~40代の未婚女性を対象に「結婚相手に求める年収」を調査しました。
 
その結果、最も多い回答は「500万円以上」で21.9%。その次が「600万円以上」で17.8%、「400万円以上」(12.6%)、「1000万円以上」(12.1%)「年収は気にしない」(12.1%)と続きました。
 
「500万円以上」~「1000万円以上」を選んだ人の割合を合わせると、全体の68.4%を占め、全体の半数以上が結婚相手の男性に500万円以上の年収を求めていることが分かりました。

参考資料:マンションサプリ「結婚相手に求める年収は「500万円以上」!8割以上の女性は結婚後にマイホーム購入を希望」
 

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女性の年収別、結婚相手に求める年収は?…自分の年収よりも高い年収を求める

次に、女性の年収別に、結婚相手に希望する年収をみてみましょう。
 
女性の年収ごとに、最も多かった回答をご紹介します。
 
女性の年収が「200万円未満」「200万円以上300万円未満」「300万円以上400万円未満」では、相手に求める年収が「500万円以上」となりました。
 
女性の年収が「400万円以上500万円未満」では、「600万円以上」。
 
女性の年収が「500万円以上600万円未満」では、「500万円以上」「600万円以上」「1000万円以上」が同率。
 
女性の年収が「600万円以上」では、「1000万円以上」となりました。
 
どの年収階級でみても、自分の年収以上の年収を結婚相手に求めていることが分かります。また、自分の年収が高いほど、相手に求める年収も高くなることが読み取れました。
 

実際の男性の平均年収…35歳以上でないと平均年収500万円を超えない

それでは、実際の平均年収はどうなのでしょうか。
 
国税庁が発表した平成28年度分の「民間給与実態統計調査」によると、年収の全体平均は男性がおよそ521万円、女性がおよそ280万円でした。
 
男性の平均年収を年齢階級別にみてみると、20~24歳が275万円、25~29歳が383万円、30~34歳が457万円、35~39歳が512万円、40~44歳が563万円、45~49歳が633万円、50~54歳が661万円という結果になりました。
 
男性は年齢を重ねるごとに年収が上がり続け、「50~54歳」の平均年収661万円をピークに下がっていきます。一方、女性は「30~34歳」の平均年収315万円をピークに、徐々に下がる傾向です。しかし、女性は25歳から59歳まで、どの年齢階級でみても年収300万円前後で、ほぼ横ばいとなっています。
 
前述では、結婚相手の男性に「500万円以上」を求める女性が最も多いという結果でしたが、実際は35歳以上にならないと男性の平均年収が500万円を超えないことがわかりました。

参考資料:国税庁「平成28年度分,民間給与実態統計調査」
 

平均初婚年齢は?…女性が29.4歳、男性が31.1歳。止まらない晩婚化

平均初婚年齢をみてみましょう。内閣府の「平成29年版少子化社会対策白書」によると、1975年から2015年にかけて、右肩上がりに晩婚化が進行しています。
 
1975年の平均初婚年齢は、女性が24.7歳、男性が27歳。2015年では、女性が29.4歳、男性が31.1歳となりました。
 
さらに、2015年の婚姻件数は過去最低を記録しています。未婚率を年齢別にみると、30~34歳の男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚という結果です。

参考資料:内閣府「平成29年版少子化社会対策白書」
 

【まとめ】結婚相手に望む年収と、実際の年収のかい離が晩婚化を進行させる一因に?

20~40代の未婚女性を対象にした調査では、結婚相手の男性に求める年収は「500万円以上」が最も多い回答となりました。また、「500万円以上」~「1000万円以上」を選んだ人の割合を合わせると、全体の68.4%を占める結果に。
ただ、実際の男性の平均年収を年齢階級別にみると、平均年収が500万円を超えるのは35歳以上からだということがわかりました。
 
内閣府が発表した「平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査 報告書」によると、「結婚生活をスタートさせるにあたって必要だと思う夫婦の年収(税込み)」の調査では、男女全体で平均490万円という結果でした。
 
つまり、未婚女性が結婚相手の男性に求める年収というのは、「夫の収入のみで暮らしていけると思えるだけの年収」を指していることが多いと読み取れます。
 
また、恋人のいる未婚の男女を対象に聞いた「現在結婚していない理由」では、「結婚後の生活資金が足りないと思うから」が31.2%と最も多い回答となりました。たとえ恋人がいても、結婚後の生活資金を理由に結婚に踏み出せない男女が3割を超えているとみられます。
 
さらに、「適当な相手にめぐり合わない場合の対応」では、「無理に結婚することはしない」(41.3%)が全体で最も多い回答となりました。
 
多様な生き方が認められる現代で、男女ともに「どうしても結婚したい」という意識は以前と比べて薄れているのかもしれません。
 
しかし、前述のとおり、結婚後の経済的な不安が結婚を踏みとどまらせる一因となっていることも少なくありません。未婚女性が結婚相手に望む年収と、実際の20代、30代の男性の年収におけるかい離が、晩婚化が進む原因のひとつになっているのはないでしょうか。

参考資料:内閣府「平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査 報告書」
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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