最終更新日: 2019.01.07 公開日: 2018.06.15
暮らし

実録!国際結婚の現場<ベトナム編> ベビーベッドの下に謎の草を敷き詰めるお義父さん

Yさんは現在40代前半の日本人。奥さんは20代後半のベトナム人です。
 
つい最近、待望の第一子が誕生したYさん夫婦。
 
しかし、「赤ちゃんにはおむつをはかせなくていい」と断言するお義母さん、ベビーベッドの下に謎の草を敷き詰めるお義父さん…ベトナムとの文化に困惑することも?
 
Yさんご本人に、結婚を決意した理由、結婚後の生活、カルチャーギャップなどについてお伺いしました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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Yさんと奥さんの出会いは?

2人の出会いは4年半ほど前。奥さんは、ベトナムのデパートで売り場の管理や通訳の仕事をしていました。Yさんとは仕事で出会い、どちらかというと奥さんの方からアタックしたそうです。
 
Yさんの奥さんに対する第一印象は、「にこにこしていていいな」でした。奥さんは通訳だったため、日本語にも不自由ありません。言葉の壁は特になく、出会いから3カ月後には交際をはじめました。
 
デートは一緒にご飯を食べに行く、買い物に行く、日帰り旅行に行くなど、日本人同士のカップルとほとんど変わりません。中古DVDショップで日本のDVDを買って、家で映画を見ることもあったそうです。
 

国際結婚に迷いがあったYさん。決め手となったのは奥さんの覚悟

付き合って2年半。結婚を意識し始める頃ですが、Yさんは国際結婚に少なからず迷いがありました。
 
悩みの種は主に2つ。もし親の介護などで日本に帰らなければいけない状況になった時、奥さんが日本で生活できるのかということ。そして、自分の親からも「できれば結婚相手は日本人の方がいい」と暗にいわれていたことです。
 
煮え切らないYさんに、奥さんはいいました。「あなたに結婚する意志がないなら田舎に帰ります」。
 
さらに、10歳以上という年の差はあるけれど、Yさんが病気などになったとしても、支える覚悟があるということを話してくれました。
 
Yさんは奥さんの覚悟を感じ、肝が据わっており、誰とでも気後れせず話すことのできる奥さんの性格なら、どんな環境でもやっていけるだろうと思い結婚を決意したそうです。
 

ベトナムの結婚式。費用は20万円、ご祝儀は多くて5000円ほど

ベトナムの結婚式は、奥さんの田舎で、親族や友人を集めて行いました。
 
知り合いから知らない人まで、どんちゃん騒ぎでお祝いします。人数は150人から200人弱。時間は1時間から1時間半ほどです。
 
Yさんたちは、奥さんの田舎のホテルにある披露宴場を借りて、結婚式を行いました。費用としては、食事にカラオケや司会などを付けて日本円で25~30万円くらいでした。
 
ベトナムにもご祝儀の風習があり、顔も見たことがない親戚レベルで1000円から2000円、顔見知りの親戚レベルで2500円から4000円、仲のいい親族で5000円くらいだそうです。
 
友人は2000円から2500円ほど、さらに親しい人だと金額が上がります。
 
日本でいうところの「結納」の文化もありますが、一般的にはあまり行われていません。Yさん夫婦の場合、奥さん側がやりたいとのことで、簡単な結納を行いました。
 
村の長老のような人が現れ、若者に贈るお祝いの言葉を述べ、両家でプレゼント交換をしたといいます。
 

日本人とベトナム人のカルチャーギャップはある?

Yさんは、奥さんに対してカルチャーギャップを感じたことはあまりないといいます。奥さんが合わせてくれていると感じるそうです。
 
ただ、金銭感覚に関しては価値観の違いを感じることも。ベトナムでも、日本食レストランの食事代は、2人で4000~5000円ぐらいになります。
 
奥さんは、4000~5000円の外食費は高いと嫌がり、デートの時でも、2人で1500円くらいのローカルレストランが多かったといいます。
 
また、Yさんは、ゴルフが趣味です。ゴルフは、ホーチミンでも一回1万1000~1万6500円くらい。チップや打ち上げを含めて2万2000~2万7500円くらいです。当然、奥さんからは良い顔をされないことがあるそうです。
 
また、「家の購入」に関しては日本とベトナムのギャップを感じたといいます。
 
去年マイホームを買おうと考えた際に、Yさんはアパートを提案し、奥さんは「アパートは家じゃない」と一軒家を推しました。
 
ベトナムでは、家を買う時は一軒家がいいという風潮があるようです。Yさんは「便利な場所にあるアパート」を、奥さんは「多少高くても一軒家」を希望し、双方の意見がぶつかりました。結果、家の購入は見送られたそうです。
 

赤ちゃんが生まれたYさん夫婦。お義母さんが推奨するのは「自然派子育て」…?

数カ月前、Yさん夫婦の元に赤ちゃんが生まれました。
 
奥さんのご両親とは仲良くしているYさんですが、子育てに関しては少し困ることも。
 
まず、お義母さんは、自分たちが30年前にしていた子育てをYさんたちにさせようとします。今はベトナムで普及している紙おむつですが、30年前は簡単に手に入るものではありませんでした。
 
そのため、お義母さんはYさんたちにも「お金がもったいないから紙おむつはいらない。
 
垂れ流しでいいのよ、赤ちゃんは自然に育つ」といいます。Yさんと奥さんは反論しますが、お義母さんは「娘(Yさんの奥さん)はそうやって育てたけど、元気に育っている」と聞く耳をもたないそうです。
 

いつの間にか、ベビーベッドの下に草を敷き詰めるお義父さん

お義父さんはさらに変わっている人で、独特なエピソードが多いとYさんは笑います。
 
Yさんが体を壊した時に薬を飲もうとすると、「薬は良くない」とお義父さんに止められました。
 
お義父さんが持ってきたのは山や野原に生えている草。焼いた塩のようなものを、あぶった草と草の間にはさみ、Yさんの腰の下に敷きました。奥さんの田舎伝統の治療法でしょうか。しかし…全く体調は良くならなかったそうです。
 
Yさんが困ったのは、お義父さんがこっそり、赤ちゃんのベビーベッドの下にも草を敷き詰めてしまうこと。
 
お義父さんいわく「虫がこない」「健康が維持できる」そうですが、なにより臭いがひどく、さすがに温厚なYさんも「自分たちの判断で育てるから、やめてくれ!」と怒りました。
 
その後、草が敷かれることはなくなりましたが、お義父さんは「あいつ(Yさん)は厳しい」と不満げだそうです。
 
今後もベトナムで暮らしていくつもりのYさんですが、子供は日本人として、日本語ベースで育てるそう。日本人学校に通わせ、将来的には子供の適性を見て日本に留学させることも検討しています。
 

国際結婚する人へYさんからメッセージ

以下、Yさんからのメッセージになります。
 
「自分は日本人なので、一緒に暮らしても日本人として生活できる人が良いと思いました。ベトナムの習慣ややり方に、がちがちに合わせるとなると、ストレスがたまってしまいます。
 
私の奥さんはベトナム人女性に多いといわれる「恐妻家」ではありませんし、理解のある人です。日本人同士の結婚に近いと感じます。一緒にいて無理がない相手なら、良い結婚になると思います。
 
国際結婚を実際にしてみて、思ったよりハードルが高くないと感じています。自分は楽しく過ごしています。習慣や文化の違いはありますが、妥協すること、理解することができる相手であれば問題ないのではないでしょうか。
 
国際結婚に踏み切れずにいる人は、一度思い切って結婚してみるのがいいんじゃないかなと思います。」
 

文化の違いを楽しむ、相手を理解する気持ちがあれば国際結婚はうまくいく

奥さんのこと、奥さんのご家族のことをとても楽しそうにお話しするYさんが印象的でした。
 
日本人同士の結婚でも、育った環境が違えば、習慣や価値観に違いを感じるものです。他人と一緒に暮らすには、その違いを理解し、時に妥協し、すり合わせる努力が必要です。
 
国際結婚では、その習慣や価値観に、より大きなギャップを感じるでしょう。しかし、結婚生活における根本は変わらないのではないでしょうか。
 
Yさんのように違いを楽しむ気持ち、Yさんの奥さんのように相手を理解し、寄り添う気持ちがあれば、生まれた国は違えど幸せな結婚生活を送ることができるのだと感じました。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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