あなたはどっち派?マンションor戸建 それぞれのメリット・デメリット(戸建て編)

配信日: 2018.05.25 更新日: 2019.01.09

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あなたはどっち派?マンションor戸建 それぞれのメリット・デメリット(戸建て編)
前回はマンションと戸建の比較で、マンションについてのメリット・デメリットや費用についてご紹介していきました。
 
マンションにはマンションの良さがあり、戸建には戸建の良さがあります。反対に悪い面もありますから、選び難いですよね。今回は戸建について取り上げていきます。
 
比較するポイントは、同じく「環境面」「費用面」「資産価値」で見ていきます。
 
これから検討する予定の人は、トータルでどちらが自分に合っているのかを判断してみましょう。
川添典子

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

マンションか戸建か!3つの観点から比較してみよう(戸建編)

環境面で比較してみよう
 
まずは戸建の環境面のメリット・デメリットを見てみましょう。
 
【メリット】
・隣の生活音をあまり気にしないで済む
マンションだとどうしても上下階や隣の音が気になってしまいますが、戸建ならそこまで神経質になる必要がありません。ですので、足音など気にすることなく住むことができます。
 
隣家と離れていれば離れているほど、そういった生活音の面やプライバシーの面は守られます。
 
もし、静かな環境に住みたいということであれば、用途地域が第一種・第二種低層住居専用地域に指定されているエリアをオススメします。
 
・リフォームや注文住宅で自分の好きな間取りにできる
戸建は、自分たちの住みやすいように間取りをレイアウトしたり、リフォームできます。
 
「書斎をつくりたい」「シアタールームにしたい」「地下室をつくりたい」など夢を叶えることができるのも戸建のメリットです。
 
・お庭や駐車場をつくることができる
戸建はわざわざ駐車場を借りたりすることなく、駐車スペースを確保できます。所有している台数によって、可能な限り広くとることができます。
 
さらには、お庭をつくることもできますので、ガーデニングや植物が好きだったり、外にプールや軽食をとるスペースが欲しい人は戸建が良いでしょう。
 
【デメリット】
次はデメリットを見ていきましょう。
 
・結果的に駅から遠くなることが多い
戸建だと費用や面積の理由から、どうしても駅から遠くなってしまう場合が多いようです。
 
もしマンションのような立地条件で購入しようと思ったら、金額が高くなってしまったり、広さがあまりとることができない、など不利になってしまいます。
 
逆に何よりも金額を抑えたい・広さを確保したいなどの希望がある場合は、駅から15分〜20分離れたところを選ぶと良いでしょう。
 
・セキュリティー面を自分自身で対策しなければいけない
マンションと違い、戸建はセキュリティー面を自分で対策しなければいけません。
 
お風呂や洗面室などの水回りの窓や、二階の窓などしっかりとした対策が必要です。
 
・断熱性がマンションよりも劣る
戸建の断熱性は、マンションよりも劣ってしまいます。戸建でも対策をすることができますが、断熱性の高い仕様にすると、その分費用もかかります。
 
とても寒がりな人には向かないかもしれません。
 

戸建の費用はどのくらいかかるの?

新築戸建の購入価格もマンションと同じく、場所や立地条件でそれぞれ異なっていきますが、国土交通省の調べによると、土地も購入した新築の注文住宅の購入価格は平均で4194万円、分譲住宅で平均3810万円となっており、マンションよりは比較的お金をかけていません。(平成28年度 住宅市場動向調査報告書/国土交通省 住宅局)
http://www.mlit.go.jp/common/001178017.pdf
 
ただし、これがマンションと同じような立地条件になると、金額はマンションよりも高くなります。
 
そして、戸建だと月々の管理費や修繕費は必要ありませんが、住宅によっては30年後に建て替えが必要だったり、バルコニーの防水、屋根・外壁のやり直しが必要になることもあるので、そのときのためにも貯金をしていくことが大切です。
 

戸建の将来の資産価値はどうなっていく?

戸建は、住宅部分はどうしても築年数が古くなっていくごとに落ちていってしまいますが、土地自体には資産価値が残ります。
 
ただし、すべての土地に資産価値が購入当時のまま残るわけではなく、周辺の環境や利便性などによって左右されますので、購入するときはそういったところもチェックしましょう。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー

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