給与アップしやすい人の7つの共通点
配信日: 2018.02.14 更新日: 2019.01.16
出世しやすい…つまり、上司から高い評価を受けやすい人は、上司が会社でどんなことを求めているかが分かっている人です。
今回は、給与が上がりやすい人の共通点をピックアップしてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
弁護士/東京桜橋法律事務所
第二東京弁護士会所属。
中央大学法学部卒。弁護士登録後、東京桜橋法律事務所に勤務。平成25年以降は同所パートナー弁護士に昇格し、主にIT関連、エンタメ関連の企業法務を中心として、相続・不動産・債権回収・破産など幅広い法律事務に対応している。
座右の銘は「強くなければ生きられない。優しくなれなければ生きていく資格はない。」時には、クライアント自身の姿勢を問うようなアドバイスができるよう心掛けている。
給与アップしやすい人の7つの共通点
1.自分が何を求められているかが分かる
「できる部下」は業績の達成であれば、「いつまでに、何を、どう達成するか」ということを、上司が明確に示さなくてもコミュニケーションを取ることで引き出し、確認することができます。
それ以外にも、上司によって求めることが違うことを理解し、把握することができます。例えば、「部下からも率直な意見を求める上司」と「部下には直接意見を言ってもらいたくないが、自分がアドバイスを求めた時は応えてほしい上司」の違いなどです。
直属の上司が何を求めているか、どんなコミュニケーションを求めているかを把握することは、お客さんや取引先の求めるものを把握することにもつながります。
2.自分を研さんすることを忘れない
仕事において与えられている時間が同じでも、それ以外の時間できちんと自分を研いでいる人と研いでいない人は、5年、10年で大きな差が生まれます。これが個人ベースで習慣化していることが大事です。限られた時間でいかにパフォーマンスを出すかを考えましょう。
3.考え方がプラス
仕事で成功する人はネガティブな発言がなく、考え方が前向きです。たとえ希望でない配属になったとしても、そこでの仕事の意義や楽しさを見つけ、前向きに仕事に取り組むことができます。
4.熱意がある
自分のプロジェクトに愛情を注ぐことができ、熱意をもって仕事にあたる人は良い評価を受けるでしょう。熱意があれば周りにもそれが伝わり、協力者が現れます。また、なんとかしようとすることで創意工夫が生まれます。
5.他人のせいにしない
誠実な人は仕事のミスを他人のせいにしません。自分で原因を探し出すことで悪い部分を改善し、成長することができます。
6.気遣いができる
いくら仕事ができても協調性がなく生意気だと、上司によっては厳しい評価を下すことがあります。礼儀正しく、気遣いができることも、良い評価を受けるためには大事なことです。
7.自己中心的ではない
仕事は、チームプレイが多いですので、自己中心的ではいけません。社外であればお客さんの都合を考えて仕事をすることで、長期的な付き合いが実現します。社内でも同じように、いくら仕事ができても自己中心的だと支援者、協力者が減っていくでしょう。
あなたは、いくつ当てはまりましたでしょうか?
出世した人の落とし穴とは?
ただし、成功しても、思わぬ落とし穴に気をつけなければなりません。それでは、どのような事に気をつければ良いでしょうか。東京桜橋法律事務所の池田理明弁護士に、お話をお伺いいたしました。
仕事ができる人は、社内でも、どうしても一般社員より目立ちます。「出る杭は打たれる」ではないですが、周りの人への配慮を欠く行動が目立つと、足を引っ張られる場合があります。仕事ができる人は、自分はすぐに理解できる分、飲み込みや要領が悪い部下の気持ちが分からず、じれったい感情からイライラする場合もあるでしょう。
しかし、部下も中途半端な気持ちで仕事をしているわけではありません。部下の真剣な気持ちを理解できないと、例えば、指導する意味を含めて強く叱咤(しった)したことが、意に反してパワハラ扱いされるケースもあります。
私が相談を受けた案件でも、気付かないうちに社内に敵を作ってしまい、特定の部下によって、パワハラと捉えられかねない事例を集めた証拠を収集され、社内のパワハラ・セクハラ相談窓口に通報されるなどして思わぬ問題に発展した事例がありました。
仕事ができる人に必要なのは、配慮です。普段から人を助けて味方を作っておくことも含めて仕事ですので、同時により多くの人からの人望を集められるような人格も磨いていってもらえればと思います。
著:ファイナンシャル フィールド編集部
監修:池田 理明 (いけだ みちあき)弁護士
東京桜橋法律事務所、第二東京弁護士会所属 http://tksb.jp/
IT関連・エンタメ関連の企業法務を中心に、相続・不動産・債権回収・破産など幅広い法律事務に対応。