更新日: 2019.08.07 その他

「離婚したくなる亭主の仕事」調査。妻の半数が夫の仕事に不満

「離婚したくなる亭主の仕事」調査。妻の半数が夫の仕事に不満
与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、以下 リスモン)は、第4回「離婚したくなる亭主の仕事」調査結果を発表しました。


<実施概要>
調査名称 :第4回「離婚したくなる亭主の仕事」調査
調査方法 :インターネット調査
調査エリア:全国
期間   :2017年1月28日(土)~1月29日(日)
調査対象者:20~49歳の既婚者 女性個人 600人
有効回収数:600サンプル

<調査結果1> 妻の2人に1人が夫の仕事に不満あり

夫の仕事に対する不満があるかと聞いたところ、「不満がある」(回答率50.2%)が「不満はない」(同49.8%)を若干上回る結果となり、約半数が不満を持っていることが分かりました。
 
「不満がある」と回答した内訳を年齢別でみると、「30代」(同55.0%)が最も高く、次いで「20代」(同53.0%)、「40代」(同42.5%)の順となり、40代のみが半数を割る結果となりました。年齢別では、前回と概ね同様の傾向となりました。
 
また夫の年収別に不満の有無を集計したところ、「300万円未満」(回答率65.1%)が最も不満が高く、次いで「300万円以上400万円未満」(同64.5%)、「400万円以上500万円未満」(同59.3%)と、年収が低くなるほど不満の度合いが高まっています。
 
総じて、夫の仕事に対する不満は、年収と高い相関性があり、特に世帯年収が500万円未満の家庭においては、夫の仕事に不満の矛先が向けられやすい傾向にあることがうかがえる結果となりました。
 

図表A

 

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<調査2> 夫の仕事が不満な妻のうち16%が離婚まで考えている

「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている妻は全体の8.2%で、夫の仕事に不満と考えている人のうちでは16.3%の割合となっていることが明らかとなりました。
 
「離婚したい」と回答した内訳を年齢別でみると、「40代」(同8.5%)が最も高いものの、「20代」、「30代」(同8.0%)と回答率に大きな差はなく、年齢による傾向はさほど見られない結果となりました。
 
夫の年収別に離婚意識の有無を集計したところ、「300万円未満」(回答率16.9%)が最も高く、次いで「300万円以上400万円未満」(同10.3%)、「500万円以上600万円未満」(同7.4%)と、年収が低くなるほど離婚意識が高まっている傾向が見られる結果となりました。世帯年収別においても同様の傾向が見られます。
 
「夫の仕事に対する満足度」を業種別に集計したところ、「不満」、「転職希望」、「離婚意識」のいずれにおいても高い回答率となった業種は、「食品製造業」、「運輸業」、「小売業」、「飲食店、宿泊業」、「娯楽業」、「医療、福祉」でした。
 
中でも、「運輸業」と「小売業」は、前回調査に引き続き高い不満を持たれる業種として挙がっていることを考慮しますと、妻から不満を持たれやすい業種になっているといえます。
 

図表B

 

<調査3>不満の理由は「給与」がトップ。次いで「残業」「福利厚生」

「夫の仕事に不満がある」と回答した理由について集計したところ、最も多かった理由は、「給料が低い」(回答率75.7%)であり、次いで「残業が多い」(同33.9%)、「福利厚生が不十分」(同21.3%)の順となり、上位3項目は、前回と同様の結果となりました。
 

図表C

 
年収別に不満理由に見ると、「給料が低い」という不満は、「500万円未満」の層においては、80%以上の高い回答率となっていますが、「500万円以上」の層では、徐々に不満が低下し、「1,000万円以上」になると大幅に低下しています。
 
一方で、「残業が多い」という不満においては、「500万円以上1,000万円未満」の層で高い回答率になる傾向があることを考慮しますと、平均年収415万円(※)を超える給料は得られているものの、業務量に見合った対価としては不満がある様子がうかがえます。
※国税庁「民間給与実態統計調査」2014年版
 
図表D

 
夫の仕事に対する満足度別の不満理由を集計したところ、「不満」、「転職希望」、「離婚意識」のいずれにおいても高い回答率となったのは、「給料が低い」でした。「夫の仕事が原因で離婚したい」と回答した人の75.5%が不満理由として挙げていることを考慮すると、妻にとって夫の収入が離婚を考える上でたいへん重要な要素となっているといえます。
 
図表E

 

<調査4>妻の4人に一人は夫の勤務先が「ブラック企業」と思っている

夫の勤務先はブラック企業だと思うかを聞いたところ、「夫の勤務先はブラック企業だと思う」と考えている妻が24.8%となり、実に4人に1人が自分の夫はブラック企業に勤めていると考えているということが分かりました。
 
この結果は、先般行った第4回「仕事・会社に対する満足度」調査(2017年2月24日発表)において、働き手の4人に1人が自分の勤務先をブラック企業だと感じているという結果になったことと一致しました。(図表F)
 
また、夫の仕事に対する満足度別にブラック企業意識を集計したところ、夫の勤務先がブラック企業だと思っている妻は、「不満」、「転職希望」、「離婚意識」の全てにおいて、全体数値よりも高い回答率となっており、夫の勤務先がブラック企業であることと、夫の仕事に対する不満との間に明らかな相関性があることがうかがえる結果となりました。
 

図表G

 
「夫の勤務先はブラック企業だと思う」と回答した理由について調査したところ、「サービス残業が多い」(回答率54.4%)が最も高く、次いで「有給休暇を取得できない」(同49.7%)、「休日出勤が多い」(回答率31.5%)の順となりました。(図表H)
 

<総評> 夫は働き方を見直すと同時に、企業側の努力も必要

近年、離婚に関して「3組に1組が離婚している」、「2分に1組が離婚している」などと言われ、離婚率の上昇が注目されています。本調査は、夫の仕事が、婚姻関係にどの程度の影響を与えているかを調査したものです。
 
本アンケート結果から読み取れることとしては、夫の仕事に対する妻の満足度は「夫の収入」に大きく左右されており、平均的な収入水準にある家庭では、夫の仕事を原因とした離婚意識が低くなる、という結果から、「亭主がまじめに働いて、人並みの生活を送れていれば、妻が離婚を考えることは少ない」ということが分かりました。
 
一方で、夫の勤務先に対して、「サービス残業が多い」、「休日出勤が多い」ことを理由に、ブラック企業だと思っている妻は、夫の収入が理由で離婚したいと考えている妻の割合に比べると離婚を考えている割合が低いことから、「こんなに働いているのに、楽な暮らしができないのは周りの家も同じだから仕方がない。」と感じていると考えられます。
とは言え、夫の仕事が原因で離婚したいと考えている妻が10%近くいることも事実です。
 
仕事のせいで離婚したいと言われないように、夫自身が働き方を意識することは必要なのでしょうが、一方で勤務先である企業側もサービス残業の撲滅や休日出勤の低減などに努め、自社の社員が家族から不満を持たれない職場づくりを作っていくことにも期待したいです。