更新日: 2020.03.23 医療保険

持病や手術を受けたことがあっても加入しやすい保険ってありますか?

持病や手術を受けたことがあっても加入しやすい保険ってありますか?
「持病があると医療保険に入れない」という話を聞いたことがあるかもしれません。
 
でも、持病や手術を受けたことがあっても加入できる保険もあります。この記事では、「告知」や「医療保険の選び方」のポイントについて解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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持病があるなら「引受基準緩和型」の医療保険がおすすめ

引受基準緩和型医療保険とは?

健康に不安がある方でも加入しやすいように、告知項目が少ない医療保険のことです。
 
申し込み時の健康状態についての条件が通常の保険ほど厳しくないため、持病や既往症がある方でも一定の条件さえ満たせばお申し込みいただけます。
 
「引受基準緩和型」の医療保険は加入しやすいというメリットがある反面、保険会社から見れば将来保険金を支払う可能性が高いと判断されるため、通常の医療保険よりも保険料が割高です。
 
通常の医療保険に加入できる健康状態の方なら、同じ保障内容でも保険料が高くなる「引受基準緩和型」の医療保険をわざわざ選ぶ理由がありません。「引受基準緩和型」の医療保険は、あくまで通常の医療保険には加入できない方のための保険となっています。
 

そもそも「告知」って?

保険を申し込むとき、保険会社は必ずその契約の対象となる人(被保険者)の健康状態を尋ねます。これまでの病歴や通院歴などを保険会社に伝えることを「告知」といいます。実はどこまで詳しく尋ねられるかは保険会社や保険の種類によって違います。
 
この「告知」が、保険に加入できるかできないかを分ける大きなポイントになります。通常の医療保険では、現在と過去の健康状態について詳細に書かなければならない、ということも珍しくありません。
 
でも「引受基準緩和型」の医療保険では、2つから多くても4つ程度の質問に「はい」か「いいえ」で答えるだけで申し込みできるか判断されます。
 
中には、過去に大きな病気を患っていたとしても、通院中や服薬中でも申し込みできる保険もあります。
 
保険会社や商品によって「告知の項目が違う=入りやすさが違う」ので自分の病歴でも申し込みできるかどうかいろいろと比較してみるとよいでしょう。
 
「引受基準緩和型」の医療保険のほとんどは、ホームページやパンフレットに告知項目を記載しているので見当がつけやすいですよ。
 

「引受基準緩和型」の医療保険を選ぶポイント

告知の内容以外にも特にチェックしておきたいポイントがあります。
 

年齢制限

保険商品ごとに加入できる年齢が違っています。「引受基準緩和型」の医療保険の場合、下は20歳~30歳、上は60歳~85歳のような設定になっていることが多いです。
 

保険期間と保険料払込期間

保険には、「10年」「60歳まで」など一定の期間だけ保障する定期型と一生涯保障が続く終身型の2つがあります。
 
保険料を支払う期間(保険料払込期間)も、同様に定期型と終身型に分かれます。「引受基準緩和型」の医療保険では、保障される期間は一生涯になっていることが多いですが、保険料払込期間と合わせて確認しておきましょう。
 

削減期間の有無

いつから給付金の支払対象期間になるかも重要なポイントです。「引受基準緩和型」の中には、加入後1年以内に入院や手術など給付金の支払対象となる事態が発生した場合は、契約した保険金額の50%しか保障されない「削減期間」という制度を設けている保険もあります。
 
加入してすぐ入院することになっても大丈夫なように、多少保険料が高くなっても1年目から満額が保障される保険を選ぶということもできます。あとから「こんなはずでは」とならないよう加入時にしっかり確認しておきましょう。
 

保障内容

「引受基準緩和型」の医療保険も、通常の医療保険と同じように、入院したらその日数に応じて給付金が受け取れるというのが基本的な保障内容です。
 
ただ、よく見ると保険ごとにその上限日数が違っていたり、日数に関係なく1回の入院につき1度「一時金」として受け取れる特約を付けられる保険があったり、似ているように見えて実は中身が違うこともあります。
 
ほかにも、手術した場合にどのくらい保障されるのか、通院時の保障はあるのか、先進医療の保障はどうなのか、など細かい違いがあり、同じ保険商品の中でもその有無をカスタマイズすることもできます。自分の場合はどこまで保障されると安心なのか、保険料との兼ね合いも考えながら判断する必要があります。
 

「引受基準緩和型」の医療保険、具体的には?

「引受基準緩和型」の医療保険は多くの保険会社が用意しています。
 
たとえば朝日生命の「スマイルメディカルSuperワイド(引受基準緩和型新医療保険(返戻金なし型)S)」という保険を見てみましょう。
 

注意書き

※この保険は、健康上の理由(持病・既往症)により、通常の保険にご加入いただけない方のために設計された引受基準緩和型の医療保険です。そのため、朝日生命の他の医療保険に比べて保険料が割高となっています。健康状態によっては、「引受基準緩和型新医療保険(返戻金なし型)S」よりも保険料が割安な朝日生命の他の医療保険にご加入いただける場合があります。

 

告知事項

1.最近3か月以内に、医師や歯科医師から入院・手術・放射線治療(電磁波温熱療法を含みます)をすすめられたことや説明を受けたことがありますか?
2.過去1年以内に、入院・手術・放射線治療(電磁波温熱療法を含みます)を受けたことがありますか?
 
この保険ではこの2つの告知事項が「いいえ」であれば申し込みできます。仮に2つ目の告知事項が「はい」でも、病気やケガの内容によっては申し込みできるケースもあります。

注意書き

※告知事項に該当しない場合でも、ご職業・過去の契約状況等によりお引き受けできないことがあります。

 

いつからいつまで?

この保険の場合は20歳~69歳までの方が加入することができ、保障される期間は「終身」なので一生涯保障が続きます。
 
また、この保険には給付金の削減期間がありません。病気でもケガでも、全ての保障が契約1年目から満額保障されます。
 

保障内容

医療保険は、基本保障となる入院給付金日額に、入院一時金(医療費充当給付金)や手術給付金・放射線治療給付金の給付金額が選べる保障を組み合わせて申し込みができます。
 
また、オプションとして退院後の通院時にはまとまった一時金を受け取れる引受基準緩和型通院一時金特約(返戻金なし型)Sや、引受基準緩和型先進医療特約(返戻金なし型)Sなどがあります。
 
上記は「スマイルメディカルSuperワイド」の特長を記載しています。お申し込みにあたっては「商品パンフレット」「ご契約のしおり(抜粋版)/契約概要/注意喚起情報」「ご契約のしおり‐約款」をご確認ください。
 

保険料をシミュレーションしてみよう

 
いくつか気になる保険が見つかったら、保険料のシミュレーションをしてみましょう。告知項目や保障内容の詳細と同じように、保険料もホームページ内の見積もりコーナーやパンフレットの記載で確認することができます。
 
かかる費用と得られる安心を比較して、しっかり考えて納得いく保険を選びたいですね。
 

 

朝日生命保険相互会社 

朝日生命保険案内デスク:0120-964-581 
営業時間:11:00~20:00(木曜日・年末年始を除く)
 


 

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