更新日: 2024.09.02 保険
あと3か月で今の健康保険証は廃止?マイナ保険証に変えないといけないのはいつまで?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
マイナ保険証の利用率はどのくらい?
マイナ保険証の利用率は年々増加しており、2024年7月時点で全国平均約11.3%の利用率となっています。この増加の背景には、政府の積極的な普及キャンペーンや、医療機関での対応の広がりがありますが、より利用率を高めていかなければならないでしょう。また、地域別の利用率にもばらつきがあり、最も高い富山県で18.00%、最も低い沖縄県で4.75%となっています。利用率の差は、地域ごとの啓発活動の違いや、医療機関の対応状況に影響されているようです。さらに、都市部と地方では利便性や認知度の違いが影響している可能性もあります。
マイナ保険証への移行期限はいつ?
マイナ保険証への移行期限は2024年12月2日とされています。それまでに現行の保険証からマイナ保険証への切り替えを行う必要があります。現在の保険証は期限を過ぎると、無効となり、新規発行もされません。ただ、発行済みの保険証に関して、最大1年間の有効とされています。
医療機関での保険証提示ができなくなるため、早めの手続きをおすすめします。期限ギリギリになると窓口が混雑する可能性もあるため、計画的な対応が求められます。また、移行期間中に発生する問題や疑問については、各自治体のサポートセンターに相談すると良いでしょう。
そもそもマイナンバーカードをもっていなかったらどうなる?
マイナ保険証への移行期限12月2日までにマイナンバーカードを作成していない方や登録していない人は、マイナ保険証を利用できません。そのような方は、「資格確認書」というものが本人の申請なしに交付されます。資格確認書がマイナ保険証の代わりとなりますが、有効期限は5年となっております。
マイナ保険証を利用するメリットとデメリット
●診療履歴や薬剤情報が一元管理されるため、重複投薬のリスクが減る
●オンラインでの手続きが可能になるため、利便性が向上する
●個人情報の管理には慎重さが求められる
●診療履歴や薬剤情報が一元管理されるため、重複投薬のリスクが減る
●高齢者やITリテラシーが低い人には導入が難しい場合がある
マイナ保険証を利用することで得られるメリットは多岐にわたりますが、同時にデメリットも存在します。医療機関での受付がスムーズになる一方で、個人情報の管理には注意が必要です。また、高齢者やITリテラシーが低い人には導入が難しい場合もあるため、周囲のサポートが重要です。こうした点を踏まえて、導入の際には適切なサポート体制を整えておきましょう。
マイナ保険証への移行方法と手続き
マイナ保険証への移行は、次のステップで行います。
1.マイナポータルへの登録
まず、マイナポータルにアクセスし、マイナンバーカードを使ってログインします。
2.健康保険証情報の登録
マイナポータル上で健康保険証情報を登録します。必要な情報は、保険証の番号や加入者番号などです。
3.登録完了
登録が完了すると、マイナ保険証として利用できるようになります。
手続きが不安な場合は、各自治体の窓口やサポートセンターでのサポートを利用すると良いでしょう。自治体によっては、専用のサポートデスクが設置されていることもあります。さらに、オンラインでの手続きが難しい場合は、直接窓口での手続きを検討することも一つの方法です。手続きをスムーズに進めるためには、事前に必要な書類を確認し、準備を整えておくことが重要です。
まとめ
マイナ保険証の利用率は年々上昇しており、2024年12月2日までに移行を完了する必要があります。利用のメリットは多くありますが、個人情報の管理には注意が必要です。早めに手続きを行い、スムーズな移行を目指しましょう。
医療機関での手続きが簡素化され、より快適な医療サービスを受けることができるようになり、安心して医療を受けられるようになるでしょう。移行の手続きを早めに行うことで、予期せぬトラブルを避け、安心して新しいシステムを利用できるようになります。
出典
厚生労働省 厚生労働省 保険局 マイナ保険証の利用促進等について
デジタル庁 デジタル庁 マイナンバーカードの健康保険証利用
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー