今回は、健康増進型保険の内容やメリットとデメリットについて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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健康増進型保険の種類
健康増進型保険とは、健康増進への取り組みによって、保険料が安くなるサービスを受けられる保険です。
健康増進型保険という保険商品があるのではなく、一般的に医療保険や収入保障保険などの生命保険に、健康増進特約を付帯して契約します。
特約の内容は保険会社によって異なり、特約保険料を支払うタイプの商品や、契約時のみ健康診断結果を提出するだけで契約できる商品など、さまざまなタイプの商品があります。
健康増進型保険の割引条件には2種類ある
健康増進型保険は、大きく分けて2種類あります。健康診断の結果によって保険料が割引される保険と、運動習慣の結果によって割引される保険の2種類です。
健康診断結果によって割引される保険でも、結果を提出するだけで割引対象となる場合と、BMIや血液検査結果によって割引条件が決まっている場合もあります。
割引の内容は保険会社によって異なる
割引の内容に関しては、条件を満たすことで還付金を受け取れる保険や、保険料が割引される保険が一般的です。健康診断結果によって保険料が増加するケースもあるので、注意しましょう。
団体保険でも健康増進型保険が提供されており、従業員の歩数を計測して配当金が増減する保険や、従業員の健康診断結果によってキャッシュバックされる保険などがあります。
健康増進型保険のメリットとデメリット
生命保険選びにおいては、万が一の際に必要な保障を受けられる保険を選ぶことが重要です。健康増進割引の有無だけで保険を選ばす、必要な保険商品に、健康増進割引の特約が付帯できる際に検討するとよいでしょう。
健康増進型保険のメリット
健康増進型保険には、保険料が安くなる、健康への意識が向上する、といったメリットがあります。
健康的に生活している人は、健康増進型保険を活用すれば、毎月の保険料が安くなるでしょう。また、定期的に健康診断を行うので、健康への意識が向上する効果も期待できます。健康増進型保険加入をきっかけに、喫煙をやめたケースもあります。
健康増進型保険のデメリット
健康増進型保険のデメリットとしては、保険料が高くなる場合もあるという点が挙げられます。
健康増進割引の特約を付帯するためには、特約保険料を支払わなければいけません。また、健康診断の結果によって保険料が高くなるケースもあるため、特約の条件に注意しましょう。
さらに、保険会社ごとに独自の条件を提示しているため、他社と比較しづらい点もデメリットの1つです。気づいたら保険料が割高になっていたというケースもあるので、保険加入時には慎重に検討しましょう。
まとめ
健康増進型保険は、健康的に生活しながら保険料が割引される便利な保険として注目されています。しかし、保険料の割引だけを理由に保険を選ぶべきではありません。
生命保険は万が一の事態に備える目的で加入しましょう。必要な保障が備えられているか検討した上で、加入したい保険に健康増進特約を付帯できるのであれば、検討してもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部