更新日: 2023.03.07 自動車保険
自動車保険、損せず保険料を節約する方法ってある?
そこで本記事では、しっかり必要な補償を残しつつ、自動車保険の保険料を抑える節約方法を紹介します。ぜひ参考にして、自動車保険の契約内容を見直してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
必要に応じて車両保険のタイプを見直す
車両保険には補償範囲が広い「一般」と補償範囲が限定的な「エコノミー」の2つのタイプが存在します。エコノミータイプの車両保険は、ガードレールや電柱相手の自損事故や、当て逃げなどによる破損を補償しない代わりに、保険料が安めに設定されているのが特徴です。
自動車の運転になれて自損事故の心配が低い人や、補償は最低限で構わないと考える人は、車両保険をエコノミータイプに切り換えると保険料を節約できます。
ほかの保険と重複する補償は省く
自動車保険の特約の中で、家族まで補償範囲に含まれているものは、同居している家族の車を含めて、2台以上の自動車保険などと補償範囲が重複していることがあります。重複している補償を外したり範囲を限定したりすることで、保険料が節約できます。
重複が起こりやすいのは、次のような特約です。
●人身傷害保険
●ファミリーバイク特約
●個人賠償特約
●弁護士費用等補償特約
家族の車や2台目の車の自動車保険と補償内容を照合して、重複がないかチェックしましょう。
また、車内や身の回り品の被害を補償する特約も、旅行保険などがカバーしていることがあります。自動車保険以外の補償内容も、一度確認してみるのがおすすめです。
運転者の範囲を必要最低限にする
自動車を実際に運転する人に合わせて、運転者の範囲を必要最低限に設定することも、保険料節約のポイントです。自分しか運転しない車の補償範囲に配偶者など家族を含んでいるなど、実情に合わない部分は見直しましょう。
年齢条件も小まめな見直しが必要です。「運転者の年齢が上がって区分が変わったのに、低い年齢を補償対象に含んだままになっている」といった状態を解消すると、保険料を抑えられます。
なお、別居の未婚の子、友人知人などは、年齢条件にかかわらず補償の対象になるため、年齢条件を設定するときに考慮する必要はありません。
ダイレクト型の自動車保険を選ぶ
最近では、代理店が取り扱う自動車保険のほかに、インターネットや電話で契約できる「ダイレクト型」と呼ばれる自動車保険も多く登場しています。
ダイレクト型自動車保険は、代理店手数料や代理店の維持コスト、人件費などが抑えられるぶん、保険料が比較的安いのが特徴です。
ダイレクト型自動車保険と一口にいっても、保険料の設定やサービスの内容はさまざまなので、複数の保険会社を比較して、より条件のよい保険商品を選択するとよいでしょう。
複数台の自動車保険は1社にまとめる
自動車保険には、複数台の自動車保険に加入する場合の「セカンドカー割引」という制度があります。セカンドカー割引は、1台目と2台目の保険会社が同一かどうかにかかわらず、条件を満たすと適用される制度です。
保険会社の中には、セカンドカー割引とは別に、自社で複数台の自動車保険に加入した場合を対象に「複数台割引」を実施しているところもあります。2台目以降の保険会社を探すときには、1台目の保険会社で複数台割引サービスを利用できるかどうかを確認してみましょう。
制度がない場合は1台目も含めて、保険会社の乗り換えを検討するのも1つの方法です。
自分に合った補償内容を厳選することが保険料節約につながる
自動車保険の保険料を節約するためには、現在の契約内容を見直して、自動車の使用実態や自身のニーズに合致しているか、家族の保険などとの重複がないかをチェックすることが有効です。
保険料が高いからと必要な補償をむやみに外してしまうと、万が一のときに補償が受けられず、大きな損害を被ることになりかねません。
契約内容を精査して最適化することで、必要な補償はしっかり残しつつ、無駄を省いて保険料を抑えられるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部