更新日: 2019.01.10 その他保険

保険=控えのゴールキーパー!? ワールドカップ直前の今、「保険に入らないリスク」を考えてみた

執筆者 : 大場脩

保険=控えのゴールキーパー!? ワールドカップ直前の今、「保険に入らないリスク」を考えてみた
ワールドカップイヤー到来です。今月からワールドカップロシア大会が開幕です。
 
日本代表は不可解な監督解任もありましたが、頑張ってもらいたいと思います。
 
私はサッカーが大好きで、個人的には地元のチーム「モンテディオ山形」を応援しています。
 
今回はワールドカップ間近なので「保険に入らないリスク」をサッカー風に解説していきます。
 
大場脩

Text:大場脩(おおば しゅう)

ファイナンシャルプランナー。

山形をベースに全国で活動する。
本人が地方在住、そして独身のため、独身向けのマネープラン、地方ならではのマネープラン実情に精通している。
得意分野は、専門用語を使わないお金の話、資産運用、確定拠出年金、保険の見直し、地方在住者の教育資金など身近なお金に関わること全般。
お金のことは前向きにシンプルに考えることがモットー。
ブログはほぼ毎日更新、専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
地元山形の金融リテラシー向上のために日々奔走中。
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保険=控えのゴールキーパー

今回ワールドカップメンバーに選ばれた23人の中にはゴールキーパー(GK)が3人含まれています。(FIFAのルールで必ずGKは3人の登録が必要)
 
しかし、基本的に3番手のGKは出番がありません。それならさまざまな試合展開を想定して、キーパーを2人にしてフィールドプレーヤーをもう一人メンバー入りさせた方がいいという考え方もできます。
 
ワールドカップではなく、Jリーグなどのリーグ戦でもほぼ例外なく、どのチームもスタメンのGKの他に控えGKがメンバー入りしています。
 
控えGKは、スタメンGKが退場した、負傷したなどの「不測の事態」が起こらない限り基本的に出番はありません。不測の事態は大抵良いことではないので、チームとしては控えGKの出番はない方が良いということになります。
 
さて、保険においても、死亡や病気、事故などの人生における「不測の事態」が出番です。保険の出番も、できるだけない方が良いですね。サッカーでいう、控えGKと同じです。
 
出番がないのであれば、フィールドプレーヤーをもう一人入れた方が、戦術の幅が広がります。
 
出番のない保険は、別なことに使った方がいろいろな可能性が広がるかもしれません。
 
しかし、万が一、スタメンGKが退場や負傷した場合は、試合展開に大きなダメージを与えます。保険も同じで、万が一の時に保険に入っていないと、経済的なダメージを受けることになってしまいます。
 

保険に入ってない時(控えGKがいない)のダメージとは?

私が保険に入っていて良かったと思ったのは事故を起こした時です。雪道でスピードを出しすぎてスリップし、路肩のブロックを破壊し、樹木をなぎ倒すという自爆事故を起こしました。
 
一歩間違えれば人も巻き込むところでしたが、幸いにも第三者の被害はありませんでした。私は奇跡的に擦り傷だけで済みましたが、車は即廃車となりました。
 
事故当時は独立当初だったので、経済的にも苦しい時期でした。
 
しかし、保険(控えGK)のおかげで、最悪の事態は免れました。車両保険に入っていたので、車両保険を原資に新しい車を買うことができましたし、路肩のブロック、樹木の修繕費用30万円も保険から賄うことができました。
 
本当は保険にお金をかけずに別なことに使うこともできましたが、山形では車がないと仕事ができません。
 
事故は経済的にもダメージが大きくなると考え、経済的に苦しいながらも自動車保険(控えGK)だけは家計の中に入れて、解約せずに続けていました。
 
もし、自動車保険をやめていたら、新しい車を買えませんでしたし、修繕費用も全額負担で、相当なダメージがありました。今ここでコラムを書いてはいないでしょう。
 

保険は必要なもの!

「保険に入らない」というのはサッカーで言えば、控えGKを入れないで試合をするのと同じです。控えGKがいなくても試合はできます。
 
何もなければ問題ありませんが、私のように何かあった場合、今後の試合展開(人生)に大きな影響を及ぼす可能性があります。私は保険(控えGK)があって良かったです。
 
私も事故を起こす前は「若いし、運転にも自信がある。事故なんか起こすわけがない」というおごりや慢心がありました。
 
しかし、いざ事故が起きると何をしていいのかわからなくなります。しかも、当時は独立当初でお金の不安があったのでなおさら。
 
「事故の賠償金や車の代金、払えないよ‥」そんな不安を保険は解決してくれました。何か起きた時に補償(保障)をしてくれるのは世の中広しといえど、保険商品以外ありません。
 
運転に自信がある、健康に自信があるなど、「良い時」ほど、不測の事態や「悪い時」のことを想定してみてください。
 
生命保険なら健康な時にしか加入できませんし、自動車保険も事故がない時にこそ保険料が安くなったりします。
 
保険は「良い時」の方が有利な状況で加入することができるのです。サッカーにおける控えGKの重要性を念頭に、保険について考えてみてはいかがでしょうか。
 
Text:大場 脩(おおばしゅう)
山形をベースに全国で活動するファイナンシャルプランナー。

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