更新日: 2019.09.05 生命保険

生命保険を選ぶ際に意識したい3つのポイント

執筆者 : 小久保輝司

生命保険を選ぶ際に意識したい3つのポイント
生命保険に加入される際、どんな保険が自分に適した保険なのか、またどの保険に入ったらよいか迷われることが多いのではないでしょうか?主な理由としては、難しい専門用語が多く分かりにくい、生命保険を売る側と買う側の情報格差が大きい、ということだと思います。
 
最近では、インターネットで生命保険を購入される方も増えてきております。今回は、インターネットでの生命保険をどう選べばよいのか、選び方について分かりやすく説明したいと思います。
 
小久保輝司

執筆者:小久保輝司(こくぼ てるし)

幸プランナー 代表

30数年の営業経験と金融・経済の知識をマッチング納得いくまでお話しさせていただきます。

生命保険の組織形態について

生命保険と一口に言っても、それを取り扱う組織にはいろいろなものがあります。まずはどのような組織形態による保険があるのか見ていきましょう。
 
■相互保険会社とは?
相互保険会社は、お互いが助け合う相互扶助の精神に基づき、法律によって保険会社のみに認められた会社形態です。相互会社の構成員は、保険契約者で社員(一般の会社の社員とは違います)と呼ばれています。
 
しかし現在では、相互保険会社は数社のみで、大半の生命保険会社が株式会社に移行しています。
 
■共済とは?
共済とは、協同組合などの非営利団体が運営している保険で、全国規模で展開している共済では、「都道府県民共済」「全労済」「CO・OP共済」「JA共済」などがあります。
 
■少額短期保険とは?
少額短期保険とは、一定の事業規模の範囲内において、保険金額が少額、保険期間が1年以内(第二分野であれば2年以内)の保障性商品の引き受けのみを行う保険です。
 
■インターネット保険とは?
インターネット保険とは、店舗や営業員を置かず、保険料の見積もりや申し込みなどがインターネット上で完結する保険のことを言います。
 

インターネット保険のメリットとデメリットは?

では、最近普及しているインターネット保険について、そのメリットとデメリットを考えてみましょう。
 
■メリット
・インターネットを通じて、自分でいつでも自由に見積もりや申し込みができる。
・商品が簡素化されていて、かつシンプルな保障内容で分かりやすい。
・店舗運営費や人件費、事務経費が抑えられるため、同じ保障額保障内容でも保険料が割安になっている。
 
■デメリット
・保険の種類が少ない。
・自分で生命保険の種類・保障内容を決めなければならない。
・加入を検討する際にはある程度の保険の知識が必要となる。
 

インターネットで保険を検討されている方の意識すべき3つのポイントとは?

インターネット保険は基本的にコストが抑えられている分保険料は安くなりますが、上で述べたようにデメリットもあります。それを補うために意識したいポイントについて、主なものを3点挙げておきます。
 
■保険の販売店(数社取り扱っている)で情報を得る
生命保険を検討するのが初めての方は、パンフレットを送ってもらっても分からないことが多いでしょうから、仕事のかえりでもお休みの日でもいいので、保険の販売店に行って担当者から保険の情報を得ましょう。
 
■複数のインターネット保険会社で見積もりを取る
まったく同じ保険はありませんが、インターネットで保険を申し込む段階では、複数の保険会社で見積もりを取り、比較したうえで、自分に合った保険を購入するようにしましょう。
 
■保険の契約内容をコピーし保管する
インターネット保険にはペーパーレスのものが多いので、証券番号・保障内容等はすぐ分かるようにコピーし保管しましょう。
 

生命保険会社の破綻時は?

インターネット保険に限らず、どのような保険であっても、加入した保険会社が破綻するリスクはゼロではありません。ただし、日本国内で事業を営むすべての生命保険会社は生命保険契約者保護機構に入らなければならず、責任準備金の90%は保証されています。
 

さいごに

ライフプランの変更(結婚・出産・住宅購入など)などにより、必要な保険の内容も変わる可能性がありますので、数年に一度、誕生日などの機会に定期的に、またイベント時に、保険の内容を見直してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:小久保輝司
幸プランナー 代表


 

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