最終更新日: 2019.01.11 公開日: 2018.06.11
保険

保険選びの虎の巻!保険はどのように加入すると最も割安か? がん保険編

がん保険に加入するなら、安心できる保障内容であることはもちろん、可能な限り割安な保険料で加入したいものです。
 
そこで、どのような設定だと割安に加入できるかを確認するために、加入する年齢と保険料の払込期間をいろいろ変えて試算してみました。

松浦建二

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Text:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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松浦建二

執筆者:

Text:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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がん保険に終身払いで超長期間加入すると、保険料累計が割安に転じる

がん保険はがん治療へ備える保険で、診断給付金や入院・通院給付金、手術給付金、先進医療等の保障が一般的ですが、昨今は抗がん剤や放射線治療に対する保障、再発や収入減に備える保障等も充実してきています。
 
また保険料払込免除特約により、がんと診断された以後の保険料払込が免除になるような保険も増えています。
 
ただ、ここでは加入時期(年齢)と払込期間による保険料の違いを確認するため、保障内容は比較的ベーシック内容とし、誰でも気軽に確認できるよう、保険会社のホームページにある保険料シミュレーションを使って試算しています。
 
なお、保険料累計は年単位で計算しています。
 
試算の前提条件(共通)
保険商品:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守りソレイユ」
被保険者性別:女性
保険期間:終身
保障:がん診断給付金1回あたり100万円/がん入院給付金日額1万円/がん外来治療給付金日額1万円/手術給付金1回あたり10~40万円/先進医療
 
下の表は、20歳~70歳の人が「勇気のお守りソレイユ」に終身払いで加入した場合の保険料です。加入する年齢によって、保険料がどのように違うか確認できます。
 


 
月々の保険料は20歳2863円、30歳3500円、40歳4278円で、加入する年齢が高ければ高いほど月々の保険料も高くなります。
 
保険料累計は、保険料払込期間が終身なので仮に80歳まで払うとすると、最も多く払うのは30歳加入の210万円で、次が20歳加入の206万円、最も少なくて済むのは70歳加入の99万円です。
 
基本的には月々の保険料が高くても、保険期間の短いほうが保険料累計は少ないですが、超長期になると保険料累計に逆転が見られます。この試算が女性の場合であり、がんに関する確率の特性が反映されているのでしょう。
 

有期払いでは何歳で加入しても保険料累計に大差はない

次に同じがん保険の保険料払込期間を、60歳(有期)払いにして試算しました。
 


 
60歳払いの場合、月々の保険料は加入年齢が20歳だと3886円、30歳だと5400円で、ほかの保険と同様に早く加入したほうが月々の保険料は低いです。
 
60歳までの保険料累計も同様ですが、累計額はどの年齢で加入しても190万円程度であまり大きな差はありません。
 
そうであれば、いつ加入しても差はなさそうですが、1年あたりの保険料で計算したなら若いうちに加入したほうが割安にはなります。
 
また、50歳から加入すると月々の保険料は1万6577円にもなり、払い続けるのはかなり大変かもしれません。
 

がん保険の保険料累計の推移を理解したうえで加入しよう

最後に、終身払いと60歳(有期)払いの保険料累計を、まとめてグラフにしてみました。保険料累計線が各年齢から一直線に推移しているのが終身払い、60歳から増加が止まっているのが60歳払いです。
 


 
資料:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命ホームページより「勇気のお守りソレイユ」の保険料を試算
 
60歳払いの保険料累計が約190万円程度であり、終身払いは継続していけばいつかはその額を超えていきます。
 
例えば30歳で加入した場合、60歳払いでは194万円を30年かけて払い、その後はもう払いません。終身払いでは月々保険料が3500円なので、60歳の時にはまだ126万円しか払っていません。
 
ただその後も払い続け、76~77歳で194万円払い、100歳の時の保険料累計は294万円にもなります。
 
この数字だけ見れば、60歳払いのほうが良いと思う人は多いかも知れません。
 
しかし、何らかの理由(魅力的ながん保険が登場したとか保険料払込が厳しくなった等)で早期に解約することになったら、結果的に終身払いのほうが良かったと思うかもしれません。
 
がんの罹患率は性別や年齢による特徴があり、医療保険とは異なる保険料の傾向になっています。また、がん保険は保険会社が違うと保障内容が違い、商品数が多くて詳しく比較することも難しいです。
 
ただ、加入年齢や払込期間による保険料の違いを知っておくと、知らないよりは希望に近い保険を選びやすくなるはずです。保険募集人にお勧めを聞くだけでなく、がん保険検討者自身でもいろいろと調べてみると良いでしょう。
 
※保険料の良し悪しは、がん保険を選ぶ際の判断材料の1つに過ぎません。保障内容や必要性等も踏まえて、総合的に判断するようにしましょう。
 
また、保険料の仕組みは、保険会社や保険商品によって異なる場合もあります。保険商品の詳細については保険会社に直接確認してください。
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

   

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