更新日: 2020.03.26 その他相続

万が一に備え、生前整理について親と話し合ったことがある?

万が一に備え、生前整理について親と話し合ったことがある?
あなたは親と同居していますか?遠方で高齢の親が一人暮らしをしている場合だと、なかなか会えないですよね。考えたくもないですが、もしもの時に備えて、親と貴重品や遺品についての話し合いをしたことはあるでしょうか。
 
株式会社GoodService(本社:愛知県名古屋市)は、40歳以上の全国男女を対象に「遺品整理」に関する調査を実施しました。
 

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FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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8割が親と別居。遠距離に住み、半年に1回以下しか会っていない人が半数以上

始めに、自分の親と同居しているかを聞いたところ、76.4%と、8割近くが親と同居していないことがわかりました。
 
次に、「現在あなたの親はどのように過ごしていますか?」という問いには、「両親ともに実家で暮らしている」(30.8%)と回答した人が最も多い結果となりました。
 
以下は「一人暮らし」(26.3%)、「老人ホーム・介護施設に入居している」(7.8%)、「病院もしくは中長期で入院している」(1.7%)と続きました。約6割が両親二人のみ、もしくは一人で暮らしているようです。
 
親の住まいとの距離はどのくらいかと聞くと、「車(1時間以上)」(33.1%)、「公共交通機関利用(1時間以上)」(18.8%)と、1時間以上かかると回答した人が半数以上でした。結婚や仕事で実家から離れたところに住んでいる人が多いのだと思われます。
 
別居している親とどのくらいの頻度で会っているかを尋ねたところ、「1年以上会っていない」(39.5%)、「半年に1回程度」(11.0%)、「1年に1回程度」(7.8%)合わせて6割近くが半年に1回以下しか親と会っていないことがわかりました。
 
家族全員で新幹線や飛行機に乗るとお金がかかってしまうので、正月やお盆、ゴールデンウィークなど、まとまった休みが取れる際に実家に帰る人が多いようです。

生前整理や遺品整理について話し合ったことがない人が8割

高齢の親が一人で住んでいると、心配なのは健康面。時には最悪のことも考えてしまいます。親の孤独死は心配かという問いには、「心配」(21.8%)」、「やや心配」(24.1%)と、半数近くが心配だと回答しました。
 
親が高齢になると、もしもの時に備えて生前整理を考える人もいるのでしょうか。そこで、生前整理・遺品整理について、親と話し合ったことはあるかを聞くと、「いいえ」と答えた人が81.3%で、8割が話し合ったことがないことがわかりました。親が元気であれば、なかなかそういう話はしませんよね。
 
話し合った人に、どのような話がメインだったか尋ねたところ、「財産分与について」(38.9%)が最も多く、次いで「貴重品をどうするか」(28.4%)、「契約について」(16.8%)が続きました。ちなみに、親の「生活感」や「貴重品がどこにあるのか」を把握しているかについては、把握していない人が76.9%でした。
 
財産分与については兄弟間でも後でもめることがあります。また、各種契約も、万一本人が亡くなってしまった際、解約すべきものはしなければなりません。そのためにも、できれば親が元気なうちにお金のことは話し合っておいた方がいいでしょう。

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実際に生前整理をした、検討を始めた人もいる

親の生前整理・遺品整理と聞いて何が思いつくか聞いたところ、「契約や手続きなど全て処理できるか心配」(43.2%)、「貴重品や重要書類など区別できるのか」(40.9%)と回答した人が多く、他には「整理する量が多くて大変そう」(33.5%)、「思い入れのあるものは処分しづらそう」(28.3%)などの回答が続きました。
 
実際に生前整理についての状況はどうなっているのか尋ねると、「考えていない」と回答した人が60.5%でした。一方で、「検討し始めた」(19.1%)、「少しずつ整理し始めている」(12.4%)と3割が検討を始めていることがわかりました。「万全である」という人も8.0%いました。
 
親が元気な時に亡くなった後のことを考えたくもないですし、親に話したら「縁起でもない」と怒られてしまいそうです。しかし、貴重品や重要書類などの把握をしていないと、後々大変なことになってしまいます。親の方から話してもらうのが一番ですが、思い切って相談してみてもいいかもしれません。
 
出典 株式会社GoodService「遺品整理に関する調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部