更新日: 2019.05.17 その他相続

『子供がいないおひとりさま』 は相続トラブルが多い!?

執筆者 : 宮﨑真紀子

『子供がいないおひとりさま』 は相続トラブルが多い!?
ファイナンシャルプランナーは、相続に関する相談やセミナーで、遺言書やエンディングノートについて話すことがあります。
 
作成することをお勧めする内容なのですが、実は私自身が、最近まで気になりながらも手付かずでいました。
 
まわりから「作っておいたほうが良い」と散々言われていた遺言書ですが、その気になって実行しました。私個人の事例で申し訳ないのですが、御参考になれば幸いです。

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宮﨑真紀子

Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

遺言書の作成を勧められ続けた理由は「子どもがいない」から

私のまわりには、同業者であるファイナンシャルプランナーの友人が多いので、「貴方は遺言書を作っておいたほうが良いよ」とアドバイスを受けることが多くありました。
 
それは何故か? 財産を多く持っているからでも、病気がちであるからでもありません。私はどちらも該当しません。理由はズバリ、子どもがいないからです。
 
遺産相続でのトラブルは、財産が多いことや相続人となる人たちの関係が複雑で起こるというイメージが強いと思います。
 
こういったケースはもちろん注意が必要ですが、「子どもがいない」「おひとりさま生活」のような、一見シンプルに思える場合も、相続問題が起きることが多いのです。
 
例えば私の場合、両親は亡くなっているので、私が亡くなったら夫と妹が相続人となります。法定相続分は 夫3/4 妹1/4 です。不動産が含まれていますので、分け方はどうするの? と考えてしまいます。
 
いわゆる“争族”にはならないと思いますが、義理の関係であるが故に困惑する2人が想像できます。
 
逆に夫が亡くなった場合も同様です。夫には兄が4人います。単純に年齢順で考えると、相続が発生するときには、相続人は配偶者である私と夫の甥姪となることが考えられます。
 

疎遠になった親戚同士が相続人になる可能性

近しい関係の叔父や叔母が亡くなると、やはり従妹との関係が疎遠になります。甥や姪もそれぞれの家庭の事情で忙しそうです。20年後30年後、関係は希薄になっているかもしれません。
 
残された人たちで、遺産相続の協議をするのはたいへん厳しい作業になるかもしれません。生きている間に自分の意志で、「誰に何を」を記しておかないと、迷惑をかけるのではないかと感じます。
 
思い立ったら吉日、自筆証書遺言を書きました。書くことで少し安心しました。以上、私個人の事例ですが、御参考になれば幸いです。
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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