更新日: 2024.06.09 年収
22歳新卒ですが、実家から「お見合い」の連絡がきます。お相手は高年収らしく「仕事なんて早く辞めて結婚しなさい」と言われますが、「手取り19万円」でも自分で稼げるほうがいいですよね…?
本記事では高年収の相手と結婚して専業主婦になるメリット・デメリットを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
男女別の結婚相手の理想の年収とは?
結婚相手に求める年収はどのくらいなのかを見ていきましょう。WeCapitalの「年収と結婚」に関する意識調査によると、理想の年収は男性・女性で図表1の通りになっています。
図表1
WeCapital株式会社「年収と結婚」に関する意識調査より筆者作成
未婚の女性が求める理想の年収で一番割合が多かったのは「500~600万円」となっており、次いで「400~500万円」「600~700万円」が多い結果となりました。女性の場合は年収400万円以上ある相手が望ましいと考えている人の割合が全体の63%となっています。
一方、男性の場合で一番割合が多かったのは「300~400万円」で、次いで「400~500万円未満」「200~300万円未満」の順に多い結果となりました。男女を比較すると、女性の方が結婚相手により年収の高さを求めていることが分かるでしょう。
高年収の相手と結婚して専業主婦になるメリット
高年収の相手と結婚して専業主婦になるメリットとして主に次の3つが挙げられます。
・家事に集中できる
・急なトラブルがあった場合でもすぐに対応できる
・気持ちや時間に余裕を持てる
仕事をしている場合は時間がないため、どうしても料理や家の掃除など行き届かない場合もあるでしょう。しかし、専業主婦になれば家事に集中できるため、栄養バランスの整ったご飯をつくったり、家の中を清潔に保(たも)てたりすることが可能です。
また子どもの急な熱などのトラブルにもすぐに駆けつけることができ、柔軟に動き回れます。さらに時間に追われることがないため気持ちに余裕ができ、家族との関係を良好に保つこともできるでしょう。
高年収の相手と結婚して専業主婦になるデメリット
続いて高年収の人と結婚して専業主婦になるデメリットとして、主に次の4つがあります。
・自分だけのために自由にできるお金がなくなる
・相手になにかあったときに生活に困る可能性がある
・将来の年金受給額が少ない
・人と関わる機会が減る
働いている場合は自分の好きなものを自由に買える一方で、専業主婦になると夫からのお金でやりくりしなくてはいけません。仮に相手が高年収で家計に余裕があっても、自分だけのためにお金を使いにくいと感じることもあるのではないでしょうか。
また、相手が万一働けなくなった場合は自分が働かなければ生活が立ち行かなくなります。専業主婦からいきなり働かなくてはいけない状況になると就職へのハードルが高い可能性があるため苦労するかもしれません。
さらに専業主婦の場合、受け取れる年金は基本的に老齢基礎年金のみです。毎月の支給額は令和4年度末で5万6000円なので、老後の生活を充実させたいと考える人にとっては、少ない金額だといえるのではないでしょうか。
高年収の人と結婚して専業主婦になる場合はメリットもデメリットもある! 自分の好きな生き方を選択しよう
高年収の人と結婚した場合のメリットとデメリットを解説しました。時間と気持ちに余裕が持てるというメリットがある一方で、年金やお金に関する悩みが増えるというデメリットがあります。経済的に余裕のある専業主婦になること、あまり多くなくても自分で働いて収入を得ること、どちらが幸せかは人それぞれでしょう。
そのため、まずは自分がどのような人生を送りたいのか、譲れない点などをシミュレーションをしておくのが良いでしょう。
出典
WeCapital株式会社 「年収と結婚」に関する意識調査
厚生労働省 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー