更新日: 2024.02.02 年収
結婚相手の年収「800万円以上」は譲れません!高望みしすぎでしょうか?
この記事では、結婚相手に求める理想の年収や、年収以外に重要視するべき要件などをご紹介します。
今回は例として、年収800万円は高望みになるのかを考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚相手に求める理想の年収
株式会社IBJが、婚活中の男女に対して実施した「理想の世帯年収調査」では、「結婚相手に求める理想の年収」について発表しています。男女別の結果は、以下の通りです。
●1位:~500万円(40.8%)
●2位:~300万円(35.0%)
●3位:気にしない(19.5%)
●1位:~700万円(39.0%)
●2位:~500万円(38.8%)
●3位:~900万円(9.1%)
男性は約8割弱の方が500万円以下であるのに対して、500万円以下を希望する女性は約4割と、半分程度の割合となっています。
女性のほうが、結婚相手に高い年収を望んでいることが見て取れます。
男女別の平均年収
国税庁による令和4年分の「民間給与実態統計調査」によると、1年間を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均給与(年収)は、457万6000円とのことです。男女別に見ると、男性が563万3000円、女性が313万7000円です。
さらに同資料で、男女それぞれの給与階級別における、給与所得の割合を見てみましょう。
●1位:400万円超500万円以下(17.7%)
●2位:300万円超400万円以下(15.5%)
●3位:500万円超600万円以下(14.2%)
●1位:100万円超200万円以下(21.5%)
●2位:200万円超300万円以下(20.0%)
●3位:300万円超400万円以下(17.9%)
なお、年収800万円以上の割合は、男性で16.8%、女性で3.1%と、男性でも2割以下であることが分かります。そのため、年収800万円以上の結婚相手を見つけるには、難易度が高くなることが予想されます。
結婚相手に求めること
結婚相手の年収は、その後の生活を維持するためにも、重要な要素の一つです。しかし、結婚生活を楽しく充実したものにするには、年収以外にも目を向けるべきポイントはいくつか存在します。
男女共同参画局では、「男女共同参画白書 令和4年版」において、男性と女性がそれぞれ「結婚相手に求める・求めたこと」のデータを発表しています。ここでは、20~39歳の独身男女に絞りました。
●1位:価値観が近い(59.2%)
●2位:一緒にいて落ち着ける・気を遣わない(51.1%)
●3位:一緒にいて楽しい(49.4%)
●1位:一緒にいて落ち着ける・気を遣わない(64.4%)
●2位:価値観が近い(62.7%)
●3位:一緒にいて楽しい(49.7%)
なお、結婚相手に対して「満足いく経済力・年収」を求めている割合は、男性で5.8%、女性で32.6%となっています。この結果から、結婚相手に求める条件としては、日々の生活をいかに楽しく快適に過ごせるかを重要視している人が多いといえるでしょう。
結婚相手に求めるものは年収だけではない
結婚相手の年収は重要な要素の一つであり、各ライフイベントを不安なく迎えるためにも、生活には一定のゆとりが欲しいものです。
しかし、年収800万円超の稼ぎがある方は、全体の2割にも及びません。そのため、年収だけではなく、別の条件にも目を向けて、結婚相手を選ぶことも大切でしょう。
出典
株式会社IBJ 婚活者に聞く「理想の世帯年収」は男女で300万円差。男性は「~700万円」に対し女性は「~1,000万円」を求めている。
国税庁 長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
2 平均給与[平均給与の内訳](第10表)平均給料・手当及び平均賞与(17ページ)
3 給与階級別分布 (第16表)給与階級別給与所得者数・構成割合(23ページ)
男女共同参画局 男女共同参画白書 令和4年版 特-44図 結婚相手に求める・求めたこと
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー