更新日: 2024.02.01 年収
彼女の両親から「経済力がない」と結婚を反対されています…年収いくらなら経済力があるといえるのでしょうか?
しかし、相手の経済力によっては、ご自身がご結婚を悩まれるだけでなく、ご両親に反対を受けてしまう方もいるでしょう。
また、「経済力がある」とひと口にいっても、どのくらい年収や貯蓄があれば「経済力がある」といえるのか分からないという方も多いかもしれません。
本記事では「経済力がある」と考えられる最低年収や貯蓄について、また、その年収や貯蓄を下回った場合の対処法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「経済力がある」といえる平均年収は?
明治安田総合研究所が行った「恋愛・結婚に関するアンケート調査」によれば、結婚相手に求める条件の1位~3位は以下の通りです。
1位 「話・価値観が合う」(42.0%)
2位 「一緒にいて楽しい」(38.9%)
3位 「収入等の経済力」(29.5%)
相手の人間性や、相性を重視している方が多い一方、結婚や子どもの誕生など将来の生活を見据え、経済力を求める方が多いことも分かります。
また、同調査によれば、結婚相手に求める最低年収額と貯蓄額の平均額は表1の通りです。
表1
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
最低年収額 | 約373万円 | 約550万円 | 約462万円 |
貯蓄額 | 約502万円 | 約764万円 | 約633万円 |
※明治安田総合研究所「恋愛・結婚に関するアンケート調査」を基に筆者作成
表1より、年収が最低約462万円、貯蓄額が約633万円あれば、結婚相手のご両親に認められる可能性が高いといえるでしょう。
さらに、表1より、最低年収額、貯蓄額のいずれも女性の方が高く求める傾向にあることも分かります。
女性は、ライフスタイルのなかで妊娠・出産をしたいとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
妊娠中や出産前後は就労ができない期間があり、その間収入が低くなる傾向にあります。
収入が低くなると、生活水準を見直す必要があったり、貯金を切り崩して生活したりする必要があるかもしれません。
それを考慮し、パートナーに経済力を求める方が多い可能性が考えられます。
「経済力がない」とされる場合の対処法
次に、最低年収額や貯蓄額を下回っていた場合の対処法について解説します。
昇給など、収入を上げるための努力をする
収入を上げるために、会社の昇給システムを確認し、昇給できるよう行動しましょう。
昇給するには、仕事で成果を出したり、資格を取得したりして、会社へ貢献していくことが重要です。
日頃の仕事の仕方を振り返り、より成果を出すための方法を考えてみましょう。
また、昇級に役立つ資格があれば、勉強を始めることをおすすめします。
すでに成果を出している方は、会社へ給与交渉をする方法も一つです。
もし昇級が難しい場合には、より好待遇の会社へ転職する方法もあります。
ご自身の状況に合わせて、適切な方法を選択しましょう。
計画的に貯金をする
貯蓄が少ない方は「月の収入のうち、いくら貯金をする」など、ご自身でルールを決めて貯金を殖やすことをおすすめします。
また、目標額を設定することも、モチベーションを保つうえで大切です。
現在どれくらいの貯蓄があるかにもよりますが、表1の「相手に求める貯蓄」の平均額を目指すのもいいでしょう。
両方行うことで、より早く貯蓄を殖やしていけますが、まずはご自身が取り組めそうな方法から実践してみましょう。
年収を上げたり、貯蓄を殖やしたりして「経済力」を高めましょう
調査より、結婚相手に求める最低年収額は約462万円、貯蓄額は約633万円であることが分かりました。
「経済力がない」からと結婚を反対された場合に、納得してもらうためには、収入を上げたり貯蓄を殖やしたりする必要があるでしょう。
ご自身の収入や貯蓄の状況を振り返り、ご自身の可能な方法から取り組んでいくことをおすすめします。
出典
明治安田総合研究所 恋愛・結婚に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー