更新日: 2019.07.04 家計の見直し

あなたの旦那や彼氏は大丈夫?お金が貯まらない人の共通点はこの3つ(男性編)

執筆者 : 宮﨑真紀子

あなたの旦那や彼氏は大丈夫?お金が貯まらない人の共通点はこの3つ(男性編)
「家計がギリギリになってしまう人の共通点はありますか?」と質問されました。答えは間違いなく「あります」です。当たり前のことですが、収入=支出なら貯蓄はゼロで、収入<支出なら借金することになります。 わかっていても使ってしまい、貯金ができない人が多いのです。これは収入の多少には、あまり関係ないようです。
お金の貯まらない「男性」の場合をみてみましょう。
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

コト消費が多い人は要注意

“お金が貯まらない症候群”に陥る人の特徴は3つあります。
 
1つ目はコト消費が多い人。
昔から“飲む打つ買うの三拍子揃った男”という表現があります。(1)大酒を飲む(2)博打を打つ(3)女遊びをする、は男の道楽であり女性からみるとヒドイ男の代名詞でした。よれよれの着流し姿で昼間からお酒を飲み、怪しい場所で丁半博打、その後女郎屋に向かうといった光景が目に浮かびますが、今どき、これはありません。]
 
ですが、身の回りにいませんか。昼間は会社で真面目に働いているのですが、飲みに誘われると断れず、夜な夜な居酒屋通いをしている人。ストレス発散にとパチンコやゲームにはまっている人。綺麗な女性と話をしたいとガールズバーやクラブに通う人。これらに共通するのは、すべてコト消費であるという点です。
 
車や時計を購入したのなら、モノ消費なので見える形で残ります。コト消費は形がありませんので、どれだけ使っても実感が少ないのです。
 
相談者のAさんは50歳代の会社員。収入は多いですが、収支のバランスが悪い状態でした。老後を考える時期がきているのに、貯蓄が出来ていないというご相談です。詳細を聞くと、女遊びにつぎ込んでいることが発覚。
 
スッパリ止めることは無理ということでしたので、お小遣いとは別に予算を作り、その範囲で収めるようにしました。コト消費はズルズル使ってしまう傾向にありますので、予算を決めることが大切です。
  

ええかっこしいの人

2つ目は見栄張り、つまり“ええかっこしい”の人です。
 
部下に頻繁にご馳走する、ブランド品を身につける、といったこと以外に、家族にも良い顔をしてしまいます。妻や子供にせがまれると断れないのですが、これは優しさよりも父親としての威厳や面目の為と考えられます。
 
人から高く評価されたいと思っている証拠です。ここで厄介なのは、父親の行為によって家族全員が“我が家には余裕がある”と勘違いしてしまうことです。
 
特に子供は欲しいものは何でも手に入ると思って育ってしまいます。大人になっても、我慢する習慣がありません。これはカード破産する若者が多い理由のひとつと考えられます。この結果、金銭教育の重要性が注目されています。
 

カードの利用が多い人

最後に、支払手段としてカードの利用が多い人も注意が必要です。現金払いとカード払いを比較すると、カード払いを利用する場合の方が23%も支出が増えるというデータがあるそうです。カード払いはお札を数えることなく、5千円でも5万円でも同じ手続きで決済できるのですから、簡単がゆえに支出が膨らんでしまうのです。
 
“お金が貯まらない症候群”の共通の対処法の第一歩は、お金の流れを把握することです。冒頭に登場したAさんは、1か月間の支出を記録することに取り組みました。書き出してみて、一番驚いたのは本人です。このビックリが更生に繋がるので、心当たりのある方は、是非試してください。
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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