更新日: 2021.01.17 家計の見直し

年始の出費を抑え、今年こそ節約生活を!

年始の出費を抑え、今年こそ節約生活を!
例年、年末年始のまとまった休暇には帰省や旅行など家族で外出し、多くのお金を使う機会がありました。
 
2021年は年始のあいさつをオンラインで済ませ、外出を控えることで節約ができたと思った方も、本当に節約ができているか、他の節約もできないか、身近なところで再チェックしましょう。
杉浦詔子

執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)

ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
 
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
 

静かな年始が最も節約になる

年末年始の家族での帰省や旅行の費用は行き先が遠いほど、人数が多いほど、必要となる金額が増えていきます。
 
首都圏に住む家族が、東北にある実家に帰ると仮定しましょう。電車で帰省する場合は乗車券代と新幹線代などの特急料金、自動車で帰省する場合は高速代とガソリン代が必要になります。
 
また、実家や友人宅ではなくホテルなどに宿泊する場合は宿泊代もかかります。さらに手土産やお年玉なども必要となります。必要な金額は家族ごとに異なりますが、私が家計相談を行った家庭の多くは、20万円前後の金額を毎月のお給料や冬のボーナスなどから捻出しているようです。
 
2021年は帰省や旅行をせず静かな年始を自宅で過ごした方は、帰省費や旅行費を節約することができたと思います。
 

静かな年始の節約方法-その1

では、質問です。
 
「帰省や旅行に行かずに節約できたお金によって、貯蓄が増えましたでしょうか?」
 
「全て貯蓄したので貯金が増えた」と回答できた方は、非常に優秀です。多くの方は「少しは貯蓄できた」と回答するのではないでしょうか。
 
年末年始の休暇期間を自宅で過ごすためにかかる費用。つまり、趣味や娯楽の費用、自宅で食事をする飲食費などが増えているのではないでしょうか。
 
スマートフォンやタブレットなどで注文する方法は画面をポチっとクリックするものであり、食事の配達などはその日に、ネットショッピングなどは数日後に自宅に届くという利便性が、真に必要ではないものや、使う分量より多くの分量を購入してしまうことにつながります。
 
買い過ぎは使い過ぎであり、食べられる分量や買い置きできる分量より少し少なめに購入することと、ネットショッピングはポチっとする前にカートに一晩入れておき、翌日必要性を再考してから購入することを心がけることで節約ができます。
 

静かな年始の節約方法-その2

年始くらいはいいかと、自宅でダラダラと食べて飲んで寝る生活を過ごしていると、仕事が始まってもその習慣がなかなか抜けません。
 
仕事がリモートワークで、仕事開始の直前に起きてパソコンに向かい、仕事が終わったらすぐにお酒を飲むという生活が続くと健康を害する可能性があります。
 
健康を害することで、生命保険や医療保険の保険料が高くなったり、保険に加入ができずに治療のときに高額な医療費を払ったりと将来的に支出が増えることになります。
 
また、健康食品や健康器具などを購入するのは悪いことではありませんが、健康だけでなく節約も意識するならば、ウオーキングやランニング、ラジオ体操など、手軽に短時間で行える運動から始めてみましょう。同居のご家族がいるなら一緒に始めると続きやすくなります。
 
なお、外に出るのを控えたい方は、自宅でテレビやネット動画を見ながら身体を動かすことでも構いません。運動することで身体が温まり、その結果、暖房の温度を下げることができると、光熱費の節約にもつながります。
 
少しの生活の見直しが節約となり、小さな節約を積み重ねて、今年こそは節約生活を習慣化しましょう。
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集