更新日: 2021.01.15 貯金

40代で貯蓄1000万円!世代別の平均年収と貯蓄額をご紹介!

40代で貯蓄1000万円!世代別の平均年収と貯蓄額をご紹介!
2021年となり、新しい1年がスタートしました。
 
昨年は、新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまい、思うように貯蓄ができなかった方もいるかもしれません。今年は少しでも収入や貯蓄を増やしたいと考えている場合、具体的な目標金額を決めておくと、よりお金に対する意識も高まります。
 
今回は目標金額の目安となる、世代別の年収と貯蓄額についてチェックしていきましょう。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

年齢別の年収

まずは、世帯主の年齢別に平均年収を見ていきましょう。2020年に公開された家計調査(※)によると、2019年の2人以上世帯の年間収入は以下のとおりとなっています。

<平均年間収入(2019年)>

全世代平均:629万円

~29歳 500万円
30~39歳 651万円
40~49歳 767万円
50~59歳 852万円
60~69歳 590万円
70歳~ 435万円

年齢別に年間収入を見てみると、50歳~59歳が最も高くなっています。
 
また、全世代の平均年収は629万円で、30代には平均金額を達成することができているようです。さらに60代の年収が約600万円となっており、仕事をリタイアしてからも可能な範囲で働き続け、年金以外の収入を得ている方がいることが分かります。
 

年齢別の貯蓄額

次に、世帯主の年齢別の平均貯蓄額を見ていきます。前述の家計調査(※)では、2019年の2人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。

<貯蓄金額(2019年)>

全世代平均:1755万円

~29歳 354万円
30~39歳 730万円
40~49歳 1076万円
50~59歳 1704万円
60~69歳 2330万円
70歳~ 2253万円

この調査結果では、40代になると貯蓄目標の目安の1つである貯蓄1000万円を達成しています。
 
20代の貯蓄額は354万円と低いですが、それから約20年かけて、しっかり働き、コツコツと貯蓄を続けることで、1000万円を実現することができているようです。
 

老後2000万円の貯蓄は可能?

これからの時代、年金だけでは充実した老後の生活を送ることはできません。目安として、仕事をリタイアするまでに2000万円の老後資金を貯めておくことが必要とされています。
 
先ほどご紹介した調査結果によると、60歳~69歳が最も貯蓄金額が高く、2330万円となっていることが分かります。さらに、70代の平均貯蓄額も2253万円となっており、引き続き貯蓄2000万円をキープしています。
 
「老後資金として、2000万円なんて貯蓄できない」と感じている若い世代の方もいるかもしれませんが、実際のところ、2000万円を貯めることができている世帯もいることが分かりますね。
 
いかがだったでしょうか。2020年は新型コロナウイルスの影響などでなかなかお金を貯められなかったという方も、焦らずに、20年30年と長期計画で少しずつお金を貯めていくことを意識するのが大切です。
 
まずは今回ご紹介した平均年収や貯蓄額と、自分の家計を見比べてみましょう。
 
出典
(※)政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2019年
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
 

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