更新日: 2024.10.07 家計の見直し

目指せ1000000円貯金!今すぐできる家計みなおし術

目指せ1000000円貯金!今すぐできる家計みなおし術
まもなくボーナス、皆さんは何に使いますか?貯金、住宅ローン、旅行、使い道は人それぞれ。人生には様々なライフイベントがあります。人生の三大資金といわれるように、子供が生まれると教育資金だけでなく大きな車に買い替えたいと思ったり、マイホーム購入や退職後の老後資金など、日々の生活費の他に蓄財していくことが大切です。

そんな余裕なんてない!という皆様でも、簡単に貯金ができる方法があります。それは『自分のお金に対する行動パターンを知ること』です。そして、お金に対する行動パターンを知る手段として、最もわかりやすいのが家計簿です。
渡辺和子

Text:渡辺和子(わたなべ・かずこ)

株式会社 Miriz 取締役 

確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナー
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員 AFP
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
一般社団法人公的保険アドバイザー協会 公的保険アドバイザー
青山学院大学FP3級講座 リスク管理講師
東京海上火災保険株式会社の地域型社員として勤務後、結婚を機に宮城県へ移住。大手電機メーカーの機関代理店や第一地方銀行の窓口業務を経て、2016年に創業39年続く保険代理店取締役に就任。公的保障制度や金融に関する知識を幅広くお伝えできるよう、公的保険セミナー・資産運用セミナーを多数開催。

 

家計簿でお金の流れを見える化に

お金の流れをみえる化するメリットとは
(1) お金の流れがわかる
(2) ムダや使途不明金がわかる
(3) 目標や予算が立てやすい
(4) 家計のピンチに気づく
(5) 長期的なライフプランを立てやすくなる
 
お金を貯めるうえで有効な手段である家計簿ですが、毎日つけるのが面倒で辞めてしまった人も多いのではないでしょうか?
最近では家計簿アプリもたくさん出ていますので、スマホでの家計管理が簡単にできるようになりました。銀行やクレジットカードを連携させると、使ったお金が食費や光熱費などへ自動で分類されたり、レシートを撮影するだけで簡単に入力されるのでとても便利です。
 
  

節約はなにからはじめればいい?

「節約」といったら、「食費を減らす」「光熱費を抑える」と考えがちですが、もちろん食費や光熱費のムダを減らすことは大切ですが、何よりもまずやるべきことは、固定費を見直すことです。家計は「固定費」と「変動費」の2つに分けることができます。
固定費とは住宅費や保険料、教育費などの毎月決まって出て行く家計支出のことです。
 
変動費とは食費や水道光熱費、交際費など毎月の支出が一定ではない支出のことです。一見、高くなってしまった変動費を抑えることが節約の第一歩だと思ってしまいます。
 
しかし、節約の基本となるのは、固定費をいかに抑えることができるか。一度固定費を抑えることができれば、あとは継続して節約の恩恵を受けることができるので、日々のお金でのストレスがなく節約ができます。
削ることができる固定費がないか考えてみましょう。
例えば、、、、

(1) 使ってないクレジットカードはありませんか?
初年度無料のまま放置、次年度から年会費が発生しているものなど。
また惰性で定期的に支払っているものの洗い出しもしてみましょう。有料動画、音楽サービス費、趣味・娯楽の各種会費。主に使うカードを決め、定期的な支払いを把握します。
 
(2) 通信費はあなたに合っていますか?
通信費とは携帯・スマホ・固定電話、インターネットなどにかかる費用のことです。1ヶ月1万円を6,000円にするだけで、10年間で48万円貯めることができます。家族シェアパックなどでも効果がでる場合があるので、料金プランがいまの自分に合っているか確認してみましょう。
 
(3) 住宅ローンの見直し
現在、固定金利・変動金利ともに低金利傾向です。
長い返済期間、借りっぱなしではなくメンテナンスも必要です。借り換えと繰上返済、2つの利息のスリム化に積極的にチャレンジしてみます。借り換えはうく利息よりも諸費用が多くかかる場合がありますので、効果がどれくらい得られるのか、シュミレーションが大切。
 
また借り換えを検討するのなら、現在の金融機関に利息の交渉をしてみては?利息交渉は、全然恥ずかしいことではありません。大切なお金だからこそしっかり交渉してください。
 
繰上返済は金融機関によっていくら以上からというルールを設けているところがありますし、低い金額から手数料が無料の金融機関もあります。借入にも複利効果が働くので、一気に数百万を返済するよりも、コツコツ返済する方が効果的です。
 
(4) 保険の見直しは必要ありませんか?
いまご加入の保険は、どんな保障があるか把握していますか。意外と毎月の保険料は分かっているけど、実際どんなときに払われるのかご存知ないかたも多いのでは。私たちは既に国の保険に加入しています。国の保障はいろいろありますが、最低保障なので、足りない部分を「自助努力」として貯蓄や民間の保険で補っていきます。
 
すべてを民間の保険で準備する必要はないのです。ただ自営業や会社員、専業主婦など働き方によって、国の保障は異なりますので、上に乗せる民間の保険を適切に準備するためにも、今の自分がどんな保障が受けられるか土台となる国の保障を確認しておきましょう。
 
固定費は知らないうちにメタボになってしまっているかもしれません。固定費削減のダイエットで、楽しみながら貯蓄していきましょう。
 
Tex:渡辺和子(わたなべ・かずこ)
株式会社 Miriz 取締役 
確定拠出年金相談ねっと・認定ファイナンシャル・プランナー
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員・AFP
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
一般社団法人公的保険アドバイザー協会・公的保険アドバイザー
青山学院大学FP3級講座・リスク管理講師

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