更新日: 2024.10.07 働き方
主婦ができる副業ってどんなもの?メリットと注意点を知っておこう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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主婦が副業を始めるメリットとは?
副業は今やたくさんのバリエーションがあります。パートと違ってシフトがなく、スキマ時間でできたり、自宅で働けたりします。
またお仕事によっては短時間でパート並みの金額を手に入れることもできます。自分の性格や向いているお仕事を選べるのも魅力のひとつでしょう。
副業ってどんなものがあるの?
副業をやってみたいけど、どういう仕事があるのか分からない方のためにも、ここでは7つの副業をご紹介し、仕事内容、メリット・デメリットを解説していきます。
1.内職
一言で内職と言っても、その種類は多岐に亘ります。商品包装や組み立て、シール貼りなど、手順も簡単で誰にでも始めやすい副業です。
メリット
・特別なスキルがいらない
・種類が多く選びやすい
・好きな時間に作業できる
デメリット
・コツコツ作業しないといけない
・大きな収入は入りづらい
2.家事代行
家事代行とは、忙しくて家事ができない人の代わりに家事を行う代行サービスで、掃除や洗濯、買い物から料理まで仕事内容はさまざまです。
メリット
・家事が苦でない人にはうってつけ
・短時間の勤務が可能
・昇給制度ありの職場が多い
デメリット
・他人の家での仕事
・コミュニケーション能力が必要
・通勤が必要
3.アンケートモニター
アンケートモニターとは、ネット上でアンケートを受けたり、商品を実際に使用したレビューを書いたりします。ネット上でも作業可能ですが、指定された会場に行って作業する場合もあります。
メリット
・スマホがあれば作業できる
・スキマ時間にできる
・商品モニターは対象商品をもらえることもある
デメリット
・コツコツ作業が苦手な人には向かない
・大きな収入は入りづらい
4.Webライター
クラウドソーシングサービスで主流の、最近人気の副業です。
クラウドソーシングとは、働き手を探している企業と、働き先を探している個人を繋ぐサービスです。
メリット
・スキルアップができる
・在宅でできる
・好きな時間で作業できる
デメリット
・締め切りがある案件もある
・依頼主の顔が見えない
5.覆面調査
覆面調査とは、指定された飲食店などに行き、その店舗のサービスをひそかに調査・報告するお仕事です。こちらは在宅ではありませんが、報酬に加えサービスを無料で受けることができるため人気があり、応募しても抽選になる場合もあります。
メリット
・さまざまなサービスを体験できる
・誰でも始められる
デメリット
・抽選で選ばれるため安定しない
・店員とコミュニケーションを取らないといけない
6.ハンドメイド
ピアスやネックレスなどのアクセサリー類やぬいぐるみなどを作って販売するお仕事です。人気が出ると、月数万円の収入も可能です。
メリット
・好きな分野のものを作れる
・好きな時間でできる
・在宅でできる
デメリット
・多少のスキルが必要
・作成に時間がかかる
・売れない可能性もある
7.フリマアプリ
お家にある不要なものや、もう着ない洋服などをネット上に出品できるサービスです。商品の撮影、値段設定、購入者との連絡、配送までやります。
メリット
・処分するものがお金になる
・商品を出品すれば購入者を待つだけ
・スキマ時間でできる
デメリット
・売れない場合もある
・配送しなければならない
・利用手数料を取られる
主婦が働く時の注意点
ここまでで、主婦ができる副業は意外にもたくさんあることが分かっていただけたかと思います。
しかし、副業といっても実際にお金を稼ぐことになるのですから、税金面で注意をしておかなければ、後々面倒なことが起きてしまいます。
特に主婦が副業を始めるにあたって、扶養控除は知っておくべき制度の一つです。扶養控除とは、経済的な要因で自分の力だけでは生活が厳しいという方の援助を家族内で行うことです。
扶養控除の内容には「税金上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2つが該当します。
それぞれの内容としては、
・税金上の扶養:所得控除
・社会保険上の扶養:社会保険上の扶養
となります。
妻の年収が103万円以下だと、夫の扶養内なので社会保険に加入することができたりします。しかし、年収が103万円を超えてくると、所得税がかかり税金を負担しなければなりません。
130万円を超えると扶養に入れなくなり、自分で社会保険に加入しなければならなくなります。そのため、扶養控除の制度を利用しながら家計を助けるには年収を103万円以下に抑えることがとても大切です。
またハンドメイドやフリマアプリでの出品を行っている場合は、売り上げの全てが収入になるわけではありません。その場合は売り上げから材料費や配送費などの経費を引いたものが所得になります。所得額を把握するためにも、いくら売り上げがあって、いくら経費を使用したかなどが分かるよう、領収書の保管や売り上げの記録は忘れずにしておきましょう。
確定申告が必要になるケース
主婦がパート以外の副業のみで、所得控除を差し引いた結果、38万円以上の所得がある場合、確定申告が必要になってきます。
確定申告は、毎年1月1日~12月までの所得税額を翌年の2月16日頃~3月15日頃に申告し納税、という流れです。確定申告をするために必要な書類は「確定申告書」です。
お近くの税務署または国税庁のホームページから印刷することができます。確定申告書記入後は、税務署の窓口に直接または郵送するだけです。申告期限までに、しっかり納税しましょう。
よくある質問や勘違い
「20万円以上の所得があれば確定申告が必要」という話がある一方、「38万円の所得以上から確定申告が必要」など、主婦の副業に関する確定申告について、どちらが正解なのか迷うという方も多いのではないでしょうか?
簡潔に述べると、専業主婦が副業を行っている場合、所得控除を差し引いた結果、38万円以上の所得金額がある人は確定申告が必要となります。
この38万円とは「基礎控除」という、所得のある全ての人に適応される控除です。副業の場合は給与として所得を得ていないので、基礎控除の38万円が適用されます。
中にはパートをして給与を得て、さらに副業もしている主婦もいるかもしれません。その場合、20万円を超えてから副業の確定申告を行います。
まとめ
自宅で家事・育児のスキマ時間を活用してできる在宅の副業は、少しでもお金を稼ぎたいと思っている主婦にピッタリです。
これから副業を始める主婦の方は、自身の生活に合わせた仕事を選び、月にどのくらい稼ぐのかを最初に決めておくといいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部