更新日: 2019.11.04 働き方

副業OKでも、実際に副業しているのは5人に1人。副業に踏み切れない理由とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

副業OKでも、実際に副業しているのは5人に1人。副業に踏み切れない理由とは?
10月からの消費税増税、老後資金2000万円不足問題など、お金のことで何かと悩ましい今日この頃。嘆いていても仕方ないので、副業で収入を増やすことを考えてはいかがでしょう?
 
今、働き方改革の影響で、副業を容認している企業が増えています。厚生労働省の「モデル就業規則」において、2018年1月の改定で「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が記述されました(※1)。それでは、実際に副業をしている人はいったいどれくらいいるのでしょうか。また、何を副業にしているのか気になりますよね。
 
株式投資助言を行う投資顧問サイト「あすなろ投資顧問」を運営する株式会社あすなろは、20代~80代の男女を対象に、「副業」に関する調査を行いました(※2)。さっそく結果を見てみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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副業OKの会社に勤めている人は3人に1人。副業している人は5人に1人?

「現在勤めている会社は副業をしてもOKですか?」という質問をしたところ、「はい」という回答は36.3%という結果になりました。この数字は意外と多いと感じますか?
 
2019年4月の働き方改革関連法をふまえ、企業の人手不足解消や個人の収入を補うものとして、今後副業を認める企業はますます増えてくると思われます。
 
次に、「副業をしていますか?」という質問をしたところ、「している」という回答した人は約2割でした。副業を解禁している企業は増えているものの、実際に副業している人はまだ少ないようです。
 

実際にしている副業は、1位「株式投資」2位「ライターやアフィリエイター」

副業をしている人を対象に、「どのような副業をしていますか?」と尋ねたところ、「株式投資(31.4%)」という回答が最も多い結果になりました。とりあえず、働き口を探すことなくお金を運用して利益を出すのが、手っ取り早い収入アップの方法なのでしょう。次いで「ライターやアフィリエイター(18.2%)」「YouTuber(7.3%)」となりました。WEBの記事を書いたり、ブログに企業の商品やサービスを紹介して報酬を得る仕事であれば、隙間時間にできるかもしれません。意外とYouTuberをやっている人もいるんですね。
 
副業をしていない人に「副業を始めるとしたらどのようなことに挑戦したいですか?」と質問したところ、「副業は考えていない(61.0%)」という回答が最も多く、次いで「株式投資(20.0%)」「ライターやアフィリエイター(7.9%)」という結果になりました。
 
6割は副業を考えていないようですが、 もし副業するのならまずは「株式投資」 を検討する人が多いようです。その他の回答を見ても、基本は企業に所属せず、在宅で隙間時間にできそうなものから始めてみたいということですね。
 

副業に踏み切れない理由は「本業との両立に自信なし」「どう始めたらいいか分からない」

副業の開始に踏み切れない理由では、「仕事と副業の両立がうまくできる自信がない 」という意見や、「何から始めればいいか分からない」「副業を開始する知識・技術もないし、怖い」という意見があり、思い切って副業を始めることができない様子がうかがえます。
 
そこで、「副業に関する情報収集はどのように行っていますか?」と質問したところ、「WEB(54.1%)」と回答した人の割合が最も多く、次いで「知人(26.8%)」「SNS(7.3%)」「セミナー(2.7%)」と続きました。WEBからの情報で正しい情報をきちんと見極められているのかは分かりませんが、基本はWEBで調べたり知人に聞いたりするようですね。
 
株式投資は副業と言っても自分の資産を運用するわけですから、すぐに始められます。しかし、勉強しないで簡単に成功できるものではありません。また、ライターやアフィリエイターもうまい文章を書く練習をしたり、よい業者を見つけるための調査をしなければなりません。やはり経験者に話を聞くのが一番ですので、身近に副業をしている人がいないか、探してみてはいかがでしょうか。
 
出典
※1:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
※2:株式会社あすなろ「副業に関する調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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