職場の昼食に“完全メシ”を食べる部下。「コンビニ弁当より安くて栄養がとれる」とのことですが、実際のコスパはどうなのでしょうか? 注意点もあわせて解説

配信日: 2025.06.19

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職場の昼食に“完全メシ”を食べる部下。「コンビニ弁当より安くて栄養がとれる」とのことですが、実際のコスパはどうなのでしょうか? 注意点もあわせて解説
オフィスの休憩スペースで、カップ麺のような容器を一心にかき込む若手社員がいます。聞けば日清食品の完全メシで、「これ一杯で栄養もとれるし、コスパも良いので平日ランチとして十分」というのです。
 
思わず、「本当にコスパはいいのか?」と気になるのではないでしょうか。忙しいビジネスパーソンほど、食事に手間をかけず、栄養はしっかり取りたいもの。
 
そこで今回は、完全メシが掲げる完全栄養の正体と価格、そして定番のコンビニ弁当と比べたときのコスパを検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「栄養バランス完璧」って本当? 完全栄養食の正体

完全栄養食とは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に沿って、たんぱく質や脂質、ビタミン・ミネラルなど33種類の栄養素を一食で充足できるよう設計した食品を指します。1食で必要な栄養を網羅できる点が、忙しい現代人に好まれている理由です。
 

429円で完全栄養? 完全メシの中身とは

日清食品が発売する完全メシシリーズは、カップライスやカップ麺、スープタイプなど形態こそインスタントですが、1食で33種類の栄養素を摂取できるよう作られています。
 
シリーズ累計4000万食以上食べられている完全メシの代表例でもある、カップライス「カレーメシ欧風カレー」は、1食あたり税込429円。エネルギーは483キロカロリーで、たんぱく質は20グラム程度、食物繊維やオメガ3脂肪酸も基準値をカバーしています。
 
調理時間もお湯をかけて5分で済み、昼休みを削りたくない忙しい人にとっても大きな魅力です。
 

コンビニ弁当と完全メシ、どっちが得?

コンビニ弁当の平均価格は約500~700円のものが多いです。栄養面では、主食と主菜に偏りがちで、野菜の量や食物繊維、必須脂肪酸などが不足しやすい傾向があります。
 
価格だけを比べても完全メシのほうが安く、必要栄養素を網羅できる分、副菜などを追加購入するコストも抑えられます。かつ、家や職場にストックしておけば、買い出しも不要で5分で準備して食べられます。
 
こうした時短効果まで含めると、完全メシは平日のランチとして非常に高いコストパフォーマンスといえるでしょう。
 

見落としがちな注意点

もっとも、どんなに栄養バランスが良くても、インスタント食品ならではの塩分量には注意が必要です。
 
完全メシ1食あたりの塩分は約3グラム(厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2025年度版)」によれば、推奨される1日の塩分量は男性で7.5グラム、女性で6.5グラム未満)なため、高血圧が気になる人は、朝食や夕食のメニューで塩分を調整することは必要でしょう。
 
また、毎日続けると味に飽きることもあるので、週に1、2回程度の栄養補給デーとして取り入れてみるのが現実的でしょう。
 

忙しい人の強い味方! 完全メシの上手な活用法

税込429円で33種類の栄養素を摂取でき、コンビニ弁当より栄養があり安価。数字だけで見ると、完全メシは非常にコスパの高いランチです。
 
完全メシを上手に活用すれば、忙しくても健康を意識した食生活が実現します。時間もお金も節約しながら栄養を確保したい人は、まずは週1回から取り入れてみるのが良いでしょう。
 

出典

日清食品 完全メシ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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