彼氏のゲームへの課金は「毎月5000円」前後。今は問題ないけど、結婚後にどう影響するか気になっています。家計への影響は大丈夫なのでしょうか?
配信日: 2025.06.13

月5000円といえば、一見そこまで大きな金額ではないように思えます。しかし、1年で6万円と考えると、貯金や生活費に回したいと感じる人もいるでしょう。
本記事では、ゲーム課金が家計に与える影響をわかりやすく解説しながら、将来に向けてパートナーと冷静に話し合うためのポイントをご紹介します。

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目次
彼氏のゲーム課金「毎月5000円」って多い? 普通?
ゲームに課金することは、いまや特別なことではありません。とくにスマホゲームは「基本プレイ無料」で始められる一方、アイテムやキャラクター、イベントなどのために追加でお金を使う人が多くいます。
SBペイメントサービス株式会社が実施した「スマホゲームアプリの利用・課金状況に関する調査」では、20~30代男性のうち約60%が毎月課金しているとされています。そのうち、1ヶ月の平均課金額は「1000円~5000円未満」が最も多く、20代男性は21.7%、30代男性は23.1%、次いで「1000円未満」となり20代男性は16.1%、30代男性は14.7%でした。
3番目に多かったのは「5000円~1万円未満」で20代男性は15.5%、30代男性は12.6%となっています。この数字を見る限り、月5000円は「突出して多い」というわけではありません。
ただし、「使っていること」よりも「家計にどう影響するか」「将来設計に支障が出るかどうか」が大切なポイントです。
家計への影響は? 二人暮らしや将来を見据えた考え方
もしあなたと彼氏が将来的に同棲や結婚を考えている場合、家計は二人で管理していくことになります。
毎月5000円という出費は、年間で6万円。これはたとえば1ヶ月の食費、あるいは引っ越し時の初期費用の一部、旅行費用などに相当する金額です。
「ゲームに課金している=無駄遣い」とは限りませんが、「どこにお金を使うか」の価値観がすれ違っていると、将来的に大きなストレスや不信感につながる可能性があります。今のうちから話し合っておくことで、そうしたトラブルを防げるでしょう。
話し合いのコツは「否定しない・数字で伝える」
課金について話すときに一番大切なのは、「相手の趣味を頭ごなしに否定しないこと」です。
彼にとっては、ゲームはリラックスや自己表現の手段かもしれません。まずは「そのゲーム、けっこうハマってるんだね」など、関心を示すような言葉から入ると、相手も構えずに話を聞きやすくなります。そのうえで、「私は〇〇円くらい毎月趣味に使うんだよね」と自分のことも伝えることで、お互いの理解を深められます。
また、「なんとなく不安」という感情よりも、「毎月5000円=年間で6万円」というように、数字で伝えると納得感が得られやすくなります。
たとえば次のような話し方がおすすめです。
・「たとえば将来一緒に住むとしたら、出費はお互いに見直すことになると思うの」
・「この先、貯金もしていきたいから、趣味の予算をお互いに決めてもいいかもね」
強制するのではなく「一緒に考えたい」という姿勢が、相手に響きやすくなります。
まとめ:趣味と家計のバランスを一緒に見直そう
ゲーム課金そのものが悪いわけではありません。問題は、それが家計や将来にどう関わってくるかという点です。
毎月5000円が無理のない出費であり、将来に向けた貯金や生活設計とも両立していれば、問題になることは少ないでしょう。ただし、二人の金銭感覚がズレたまま放置すると、小さな不安が大きなすれ違いに発展することも。
話し合いのコツは、「否定せず、数字で伝え、将来のこととして一緒に考える」こと。お互いの価値観やライフスタイルを尊重しながら、現実的なお金の使い方を見つけていきましょう。
出典
SBペイメントサービス株式会社 スマホゲームアプリの利用・課金状況に関する調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー