梅雨になると「洗濯物」が乾かなくて困ります。「浴室乾燥機」と「洗濯乾燥機」はどちらがお得なのでしょうか?

配信日: 2025.06.04

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梅雨になると「洗濯物」が乾かなくて困ります。「浴室乾燥機」と「洗濯乾燥機」はどちらがお得なのでしょうか?
梅雨時になると頭を悩ませるのが洗濯物でしょう。外に干せない代わりに部屋干しをすると、生乾きになりがちです。そこで便利なのが、「浴室乾燥機」や「洗濯乾燥機」です。
 
本記事では、それぞれの電気代や、メリットとデメリットについて詳しくまとめます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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「浴室乾燥機」の電気代は1時間あたりどれくらい?

電気代の目安は、「消費電力(キロワット)×電気料金単価×使用時間」という式で計算できます。また、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気料金の目安単価は31円/キロワットアワー(税込み)となっています。
 
例えば、あるメーカーの消費電力1190ワット(標準乾燥)の浴室乾燥機の場合、1時間あたりの電気代は(1190÷1000)キロワット×31円×1時間=約37円となります。
 

「洗濯乾燥機」の電気代は1回あたり「20円~60円」程度が目安

あるメーカーによれば、洗濯乾燥機の乾燥時の電気代目安は、ヒートポンプ式だと約26円、ヒーター式だと約56円になります。
 
電気代は、前述の浴室乾燥機を1時間稼働させる場合と比べて、ヒートポンプ式では10円ほど安く、ヒーター式だと20円ほど高くなる計算です。
 
ただし、脱水のみの衣類は浴室乾燥1時間のみでは完全に乾かない可能性があります。したがって、稼働時間にともなう電気代などを加味すると、「洗濯乾燥機」のほうが、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
 

電気代を重視するなら「洗濯乾燥機」! メリット・デメリットも紹介

電気代を重視するなら、「洗濯乾燥機」のほうが節約できる可能性があることが分かりました。では、「洗濯乾燥機」のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
 
「洗濯乾燥機」のメリットは、「浴室乾燥機」に比べて電気代が抑えられ、衣類をハンガーにかけるなどの手間が少ない点です。洗濯が終わると自動で乾燥をしてくれるため、わざわざ取り出す手間もありません。
 
逆にデメリットとしては、デリケートな衣類や、乾燥機NGの衣類には使えないことです。手持ちの洋服によっては、乾燥機にかけられない衣類をより分ける頻度が高くなることも考えられます。
 

「浴室乾燥機」のメリット・デメリットは?

では、「浴室乾燥機」のメリットとデメリットについても見ていきましょう。
 
まず「浴室乾燥機」のメリットは、衣類がしわになりにくく、浴室の除湿も同時にできる点です。洗濯乾燥機ではどうしても衣類にしわが生じやすく、衣類が傷んでしまうことがあります。
 
しかし「浴室乾燥機」であれば、しっかりとしわをのばしてハンガーにかければ、しわになることがほとんどありません。羽毛布団などの大きなものまで乾燥できるのも便利なポイントです。
 
一方デメリットは、「浴室乾燥機」は「洗濯乾燥機」と比べて電気代が高い傾向にあり、仮に前述の「浴室乾燥機」を3時間稼働させると110円程度の電気代が発生します。厚手の綿のパーカーなどは3時間では乾かない場合もあるため、よく着用する洋服の生地や1回の洗濯量をよく考慮して、「浴室乾燥機」を賢く使用しましょう。
 

まとめ

「浴室乾燥機」と「洗濯乾燥機」それぞれの電気代目安や、メリットとデメリットについて解説しました。それぞれの特徴をふまえ、何を重要視するのかで洗濯のしやすさは変わってきそうです。
 
ご自身のライフスタイルに合わせて、どちらがより利便性が高いか考えながら導入を検討しましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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