物価上昇のため「生活費」が月20万円では足りません。独身者の生活費の平均はどのくらいでしょうか?

配信日: 2025.06.02

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物価上昇のため「生活費」が月20万円では足りません。独身者の生活費の平均はどのくらいでしょうか?
買い物をするたびに、モノの値段が高くなっているのを感じるなど、物価高の影響を実感している方も多いのではないでしょうか。その一方で、給与は上がらず、お金のやりくりに悩んでいる方も少なくありません。
 
本記事では、独身者の生活費平均と、支出の見直し方法をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの生活費の平均月額は?

総務省の「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によれば、単身世帯の生活費の平均月額は「16万9547円」でした。16万9547円の支出の内訳は、図表1の通りです。
 
図表1

費目 月平均額
食料 4万8204円
住居 2万3373円
光熱・水道 1万2817円
家具・家事用品 5938円
被服及び履物 5175円
健康医療 8502円
交通・通信 2万564円
教育 9円
教養娯楽 2万375円
その他の消費支出 2万4592円

出典:総務省「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」より筆者作成
 
毎月の生活費が20万円以上必要な独身者は、使いすぎているところはどこかを整理しましょう。
 

物価高でも貯金できる3つのステップ

物価の情報によって生活費が家計を圧迫するため、「なかなか貯金ができない」と悩んでいる方も少なくありません。しかし、ちょっとした工夫次第で貯金は可能です。ここでは、物価高の時代でも無理なく貯金を続けるための、3つのステップをご紹介します。
 

1. 貯金の目標を立てる

まずは、貯金の目標を立てましょう。明確な目標があると、それがモチベーションになるため、節約を継続するための原動力にできます。また目標のために、どのくらいの節約が必要なのかが分かります。
 

2. 家計簿をつける

次に、家計簿をつけましょう。家計簿をつけると、何にどれくらいお金を使っているかが可視化できます。最近では、スマホアプリで簡単に家計簿の入力・管理ができるので、自分に合った使いやすい家計簿を使用しましょう。
 

3. 支出を見直す

最後に、支出を見直します。家計簿で支出の全体像を把握したら、無駄遣いをしている部分がないか確認しましょう。どこに無駄があるのかが分かると、取りあえず食費を削るといった無理な節約をしなくても済みます。
 
家計簿をつけても何を見直したらよいのかが分からない方は、以下の節約術を参考にしてください。
 

一人暮らしでもできる3つの節約術

家族で暮らしている世帯と違い、一人暮らしではお得な大容量を購入することが難しく、1人当たりの生活費は割高になりがちです。しかし、ちょっとした工夫をすれば一人暮らしでも節約することは可能です。ここでは、一人暮らしでもできる3つの節約術をご紹介します。
 

外食を減らして、自炊する

1人分の食事を作るのは「面倒」と感じやすく、ついコンビニやスーパーの弁当や外食で済ませたくなりますが、これらはどうしても「割高」になってしまいます。
 
とはいえ、無理なくできる範囲で十分です。例えば、自炊が難しい方は、外出時はマイボトルを持っていく、おかずは総菜を購入するがご飯は炊くなど、できるところから始めてみましょう。
 

消耗品はまとめ買い

まとめ買いをすることで、何度もお店に買いに行くための交通費と時間が節約できます。消耗品は、まとめ買いによって割引を受けられることもあるので、1個当たりの価格を安くすることもできます。
 
また、消費期限がない消耗品はストックしておくことが可能です。一人暮らしでは、まとめ買いの荷物を家まで運ぶことが大変なので、配達してもらえる通販サイトでまとめ買いをするのがおすすめです。
 

固定費を見直す

固定費を見直すと、場合によっては数千~数万円の節約につながることがあります。まずは、以下の3つの固定費を見直しましょう。
 
1. 保険料
不要な保険に加入をしていないか、オプションを追加しすぎていないかを見直しましょう。保険を見直すには、保険の知識が必要です。保険料を見直したいときは、保険の販売店やファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
 
2. 光熱費
ガス会社や電力会社を比較検討してみましょう。ガス会社や電力会社は複数あり、自身の生活スタイルに応じて選べます。契約する会社やプランを見直すことで、使用料が下がる可能性があります。
 
3. 通信費
通信費は、格安プランや格安SIMの利用を検討してみましょう。
 
格安プランや格安SIMのネット環境や使い勝手は、大手キャリアと変わりません。それでいて、大手キャリアに比べて通信費は大幅に下げることができるので、節約したい方におすすめです。
 

物価上昇はまだ続くかも!? 生活費の支出を見直して無理なく節約しよう!

さまざまなモノの値段が高騰していますが、支出を見直せば節約になり、無駄な出費を少しずつ削れば貯金が始められます。節約は、継続することも大切なポイントです。今回紹介したものなど、無理なく取り組めるものから試してみましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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