家事の合間にYouTubeやネットショッピングで「パソコンをつけっぱなし」…「毎日5時間」使って年間の電気代はいくら?こまめに電源は消したほうがいい?

配信日: 2025.05.26

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家事の合間にYouTubeやネットショッピングで「パソコンをつけっぱなし」…「毎日5時間」使って年間の電気代はいくら?こまめに電源は消したほうがいい?
家事の合間にYouTubeを見たり、ネットショッピングを楽しんだりと、自宅でパソコンを使う時間が増えている方も多いのではないでしょうか。
 
便利な反面、「パソコンを毎日長時間使っていると、電気代はどれくらいかかる?」「つけっぱなしにしているけど節約のためには消したほうがいいのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。
 
今回は、パソコンの年間電気代と節約につながる使い方を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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毎日5時間パソコンを使うと年間の電気代は1700~5700円程度

まずは、毎日5時間パソコンを使った場合の年間電気代を計算してみましょう。
 
機種によって差がありますが、一般的なデスクトップパソコンでおよそ100W、ノートパソコンは約20~30Wの電力を消費するとされています。これを公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「31円/kWh」で計算すると、次のようになります。
 
・デスクトップパソコンの場合(100W=0.1kW)
 
0.1kW × 5時間 × 365日 = 182.5kWh → 年間約5658円
 
・ノートパソコンの場合(30W=0.03kW)
 
0.03kW × 5時間 × 365日 = 54.75kWh → 年間約1697円
 
使っているパソコンの種類や使用状況によって多少前後しますが、動画やネットの利用が中心であればこの程度が目安です。
 

使用時間によって電源のオンオフを使い分けて消費電力をカット

「家事の合間に使うから、使わない時間も電源は落とさない……」という方も多いかもしれません。
 
パソコンを使わない時間が90分以内なら「スリープ(低消費電力で作業状態を保持)」、90分以上なら「シャットダウン(すべての電源を切り、完全に停止する)」の方が電力消費を抑えられるといわれています。
 
また、パソコンはシャットダウンやスリープ中でも、わずかながら待機電力を消費しています。使い終わったら主電源を切る、コンセントから抜くなどして待機電力もカットするとよいでしょう。
 

かんたん節電の工夫

電気代を抑えるために、ちょっとした工夫を取り入れてみましょう。

・画面の明るさを下げる(20%以上の節電に)
 
・使っていないUSBやプリンターはこまめに外す
 
・電源オプションで「省電力モード」を選ぶ
 
・電源タップを使って周辺機器ごとスイッチオフ
 
・省エネ性能の高いパソコンやモニターに買い替える

こうした対策を組み合わせることで、年間の電気代を20~50%節約できるケースもあります。
 

パソコンの寿命や安全にも効果あり

「電源をこまめに切るとパソコンに悪いのでは?」と思う方もいますが、最近の機種は頻繁なシャットダウンにも耐えられる設計になっています。
 
むしろ、長時間の使用で内部が熱を持ちやすくなり、部品の劣化につながることもあります。さらに、夜間や外出時に電源を切っておくことで、ウイルス感染や不正アクセスといったセキュリティリスクの軽減にもなるでしょう。
 

こまめな工夫で、パソコンの電気代は節約できる

パソコンの電気代は意外と見過ごしがちですが、毎日使うものだからこそ、使い方次第で年間数千円程度の節約が可能です。
 
「明るさを調整する」「省エネ設定にする」「使い終わったらコンセントから抜く」など、どれも手軽にできる工夫です。今日からできる節電習慣で、暮らしをもっと快適にしていきましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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