一人暮らしでそんなに使っていないはずなのに、電気代が毎月「1万円」近くかかっています…何が原因なのでしょうか?

配信日: 2025.05.26

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一人暮らしでそんなに使っていないはずなのに、電気代が毎月「1万円」近くかかっています…何が原因なのでしょうか?
一人暮らしの家計において、水道光熱費は重要な要素の一つです。なかには、電気代の高さが気になっている方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、電気代が高くなる原因について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしにおける電気代の平均額

総務省統計局の家計調査によると、2024年の単身世帯における電気代の月平均額は6756円とされています。電気代はライフスタイルの違いなどにより、各世帯によって異なります。とはいえ、単身世帯で月の電気代が仮に1万円を超えている場合は、費用がかかり過ぎていると判断せざるを得ないでしょう。
 
電気代は現在、消費者が契約する電力会社や契約プランを自由に選べます。そのため、各電力会社によってさまざまな契約プランが用意されています。
 
電気代は契約内容に基づいた1ヶ月ごとの基本料金と、電力の使用量によって費用が決まる電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金で構成されることが一般的です。電力会社は再生可能エネルギーの導入を目的に、再生可能エネルギーの電力を買い取っています。再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、その購入費用の負担金です。
 

電気代が高くなる原因

電気代は使用した電力量によって変化しますが、ライフスタイルや電力の使い方は人それぞれです。そのため、電気代が高くなる原因もさまざまだといえます。
 
ここからは、電気代が高くなる原因をいくつか解説します。電気代の高さが気になる方は、自身の生活状況などを踏まえて原因を探ってみましょう。
 

使用している電化製品が古い

電化製品は次から次へと最新のものが発売されますが、特に昨今の電化製品は省エネ性能が高いものが多いです。数年前の製品と最新型では、年間の消費電力量に大きな違いが出ることも少なくありません。
 
古い家電を使っていると電力消費の効率が悪くなり、電気代が高くなることがあります。初期費用はかかりますが、将来的な節約を考えて省エネ性能が高い最新家電に買い替えることも、電気代を節約する方法の一つでしょう。
 

生活状況に電化製品の性能が合っていない

自身の生活状況に対して、性能が高すぎる製品を使っていると余計な消費電力を消費し、その分だけ無駄に電気代がかかります。
 
反対に、生活状況に対してスペックが足りない電化製品を使っていると、フルパワーで運転する必要があります。この場合も、余計な電力と電気代がかかることが多いようです。例えば、部屋の広さとエアコンの性能が合っていないケースが該当します。
 
余計な電気代を支払わないようにするためには、自身の生活状況に適した家電選びが必要です。
 

ライフスタイルの変化

電気代が高くなる原因の一つとして、ライフスタイルが変化したことで消費する電力量が多くなることが考えられます。
 
ライフスタイルの変化の例としては、在宅ワークの導入が挙げられます。在宅ワークで家にいる時間が増えると、その分だけ照明をはじめとする電力消費が増えますが、それに伴ってより多くの電気代がかかります。自覚はなくても、実際にはライフスタイルの変化によって以前よりも電力を消費しており、それが電気代の増加に表れていることは少なくありません。
 

待機電力が発生している

電化製品は使用していなくても、コンセントにプラグがささっていると待機電力を消費します。無論、待機電力でも電力が消費されることで電気代は発生するのです。
 
待機電力による消費電力量は一世帯あたりの消費電力量のうち、約5%を占めているとされています。いくつかの家電製品で待機電力が発生している場合、それが月々の電気代に大きな影響を与えることもあるでしょう。
 

自身に合っていない契約プラン

電力会社と結んでいる契約プランの内容が原因で、月々の電気代が高くなっていることがあります。
 
根本的に電力の料金単価や基本料金などが高い場合のほか、ライフスタイルに合っていないプラン内容で契約しているなどのケースも考えられます。自身の生活に合わない非効率な内容のプランを契約していると、必要以上に高い電気代を支払うことにつながりかねません。
 
昨今、さまざまな電力会社から多種多様なプランが展開されています。契約プランを見直し、自身の生活に合ったプランに変更することで、電気代を節約できることもあるでしょう。
 

電気代が高くなる原因はさまざま

電気代が高くなる原因は電化製品だけでなく、ライフスタイルや電力会社との契約内容にあることも考えられます。電気代が高いと感じる場合は、電化製品の使い方や契約プランの見直しなどをしてみるといいでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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