暑くなると毎日コンビニでお茶を「2本」買うのが習慣です。水筒にすると「年間7万円」も節約できるって本当ですか?
配信日: 2025.05.25

今回は、水筒を活用することでどのくらいの節約が見込めるのか、コンビニ購入との比較を交えながら具体的に解説します。

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目次
コンビニでお茶を2本買うと年間いくら?
毎朝、500mlのペットボトルを2本購入すると、1日あたりの出費は約300円です。1本あたり150円と考えると、ちょっとした出費のようにも思えますが、これを平日ベースで年間約250日続けた場合の出費は、以下のとおりです。
300円 × 250日 = 7万5000円
1日の出費は小さく感じても、年間でみると大きな金額になることが分かります。
水筒にお茶を入れて持参した場合のコスト
では、ペットボトルをやめて水筒に切り替えた場合、飲料代はどのくらい抑えられるのでしょうか。自宅で麦茶パックなどを使ってお茶を作る場合、主な費用は「麦茶パック」と「水道代」の2つです。
「麦茶パック」
一般的な麦茶パックは、30パック入りで約500円程度です。1パックで約1リットルのお茶が作れるとして、1リットルあたりのコストは約16.7円です。
「水道代」
東京都水道局の1リットルあたりの単価0.24円を使用します。
これらを合算すると、1リットルあたりの合計コストは約16.94円です。さらに、業務用の大容量パックを利用すれば、1リットルあたり約8円で作れる場合もあり、水道代を含めて約8.24円と、より安く抑えることができます。
では、水筒を持参した場合の年間コストはどのくらいになるのでしょうか。今回は平均的な条件として、1リットルあたり13円と仮定します。
13円 × 250日 = 3250円
つまり、水筒にお茶を入れて持参すると、年間の飲料費を約3250円にまで抑えられる計算です。使うお茶の種類や水筒の洗浄頻度、家庭の光熱費の条件によっては、実際のコストが前後する場合もありますが、目安として参考にしてみてください。
水筒活用で年間約7万円の節約も
コンビニでお茶を購入した場合、年間で約7万5000円かかるのに対し、水筒を持参した場合は約3250円で済みます。その差額は、7万5000円 – 3250円 = 7万1750円です。毎日飲み物を自宅で作って持参するだけで、これだけの節約につながる計算です。
浮いたお金は、家族での週末旅行や外食、趣味の充実、さらには将来に向けた貯蓄にも回すことができるでしょう。無理なく続けられる節約習慣として、水筒の活用はとても効果的です。
まとめ買いを上手に取り入れて、家計をサポート
コンビニでの飲み物購入は、手軽で時間をかけずに済むという大きなメリットがあります。忙しい朝には、数十円の差より「時短」の価値を優先したいと考える方も多いかもしれません。
ただ、日々の出費を見直したいと考えるなら、スーパーやドラッグストアでのセール品やネット通販でのまとめ買いを活用するのも一つの方法です。
例えば、500mlのペットボトルを1本あたり59円程度で購入できた場合、1日2本で計算すると、年間(250日)の飲料費は 59円 × 2本 × 250日 = 約2万9500円 になります。
すべてコンビニで買った場合のコスト(7万5000円)との差は、年間で4万5500円です。もちろん、店舗や地域、タイミングによって価格は異なりますが、少し意識するだけでも負担を軽減できる可能性があるでしょう。
小さな習慣の見直しで年間7万円以上の節約
通勤前の「ちょっとした習慣」を見直すことで、年間7万円以上の節約につながることがあります。
実際の節約効果は、ライフスタイルや飲料の購入頻度などによって異なりますし、コンビニには「手軽さ」や「時短」といった大きなメリットもあります。毎日の忙しさの中で、利便性を選ぶことも十分に合理的な選択といえるでしょう。
利便性を大切にしつつも、無理のない範囲で水筒を取り入れるなど、少しずつ見直していくことで、家計や環境にやさしい暮らしに近づけるかもしれません。明日からでも始められる小さな工夫として、気軽に始めてみるのもおすすめです。
出典
東京都水道局 「節水について」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー