【Switch・PS5・Xbox】ゲーム機の「電気代」は高い!? 小学生のゲーム時間は“平均2時間”だけど、一番電気代がかかるゲーム機はどれ? それぞれを比較
配信日: 2025.05.22

本記事では、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series Xの3機種について、小学生の平均的なゲームプレイ時間である1日2時間をもとに、月額の電気代を試算します。また、ゲーム機の電気代を節約する方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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各ゲーム機の消費電力と1時間あたりの電気代
ゲーム機にかかる電気代は次の式で計算することができます。
【消費電力(ワット)÷1000×1日の使用時間(時間)×1キロワットアワーあたりの電力量料金(円/kキロワットアワー)】
なお、電力量料金の目安単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/キロワットアワーです。
図表1
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会、任天堂、SONY、Microsoft Xboxより筆者作成
各ゲーム機の1ヶ月にかかる電気代はいくら?
ここでは、図表1の「1時間あたりの電気代」をもとに各ゲーム機を1日2時間プレイした際の月額電気代を試算します。なお、1ヶ月を30日として計算しています。
Nintendo Switchの場合
【0.22円/時×2時間×30日=約13.2円/月】
ほかのゲーム機に比べて消費電力が小さいため、電気代も非常に安いです。仮にプレイ時間が長くなってしまったとしても、電気代を気にせず遊べるでしょう。
PlayStation 5の場合
【10.85円/時×2時間×30日=約651円/月】
PlayStation 5は高性能な分、3つのゲーム機の中で消費電力が最も大きくなっています。それだけ電気代も高くなっており、Nintendo Switchの約49倍です。使用時間によっては、大きな出費となります。
Xbox Series Xの場合
【4.74円/時×2時間×30日=約284.4円/月】
Nintendo Switchと比べると、消費電力がやや大きくなり、電気代も高いです。とはいえ、PlayStation 5の半分以下であり、それほど大きな出費にはならないでしょう。
各ゲーム機の電気代を節約するコツ
ここでは、ゲーム機の電気代を抑えるために節約する方法を解説します。
プレイ中の節約方法
【Nintendo Switch】携帯モード・テーブルモードを活用することが節約に効果的です。
【PlayStation 5】自動電源オフ機能を有効にすることで、一定時間操作がないと本体の電源が自動的に切れ、電気代を節約できます。
【Xbox Series X】テレビの省エネモードを推奨しており、それによって消費電力を抑え、電気代を節約できます。
プレイ中ではないときの節約方法
ゲーム機は使用中のみでなく、プレイしていない間も電力を消費しており、電気代が発生しています。
ゲーム機の電気代を節約するには、使わないときに電源をオフにすることが最も有効です。そのほか、3機種それぞれに特有の節約方法があります。
【Nintendo Switch】使わないときはドッグから本体を外す。
【PlayStation 5】レストモードにしたりアダプティブ充電をしたりする。
【Xbox Series X】シャットダウンモードに設定すると最小の消費電力で済む。
ゲームの電気代を通して、子どもにお金の大切さを伝えよう
ゲームの電気代はそれほど大きな出費ではありません。しかし、ゲームの電気代について話し合うことで、毎日使っているものにもコストがかかっていると知り、子どもにとってお金の大切さを学ぶいい機会となります。
子どもに金銭感覚を身につけさせるためにもぜひゲームの電気代について話してみてはいかがでしょうか。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー