初めての一人暮らしで水道光熱費が「2万円」。手軽にできる節約術はありますか?

配信日: 2025.05.21

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一人暮らしを始めたばかりで、水道光熱費が2万円もかかっていて驚いた、ということはありませんか? 特に初めての一人暮らしでは、生活費の感覚がつかめず、予想以上の支出に戸惑う人も多いようです。本記事では、平均的な水道光熱費の目安と、無理なく続けられる手軽な節約術をわかりやすく紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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水道光熱費が2万円……それって高いの? 平均と比べてみよう

総務省の「家計調査 家計収支編 単身世帯(2024年)」によると、一人暮らし世帯の水道光熱費の平均は月に1万2816円とされています。内訳としては、以下の通りです。

・電気代:6756円
 
・ガス代:3056円
 
・上下水道料:2282円
 
・他の光熱:721円

つまり、水道光熱費が2万円を超えている場合は、「やや高め」の水準と考えられます。
 
ただし、季節や住んでいる地域、設備の種類(都市ガスかプロパンガスか、エアコンの有無など)によって変動はあります。冬場の暖房費や、古い物件での電力消費が高いケースもあるため、「2万円=高すぎる」とは一概にいえませんが、節約の余地がある可能性は高いです。
 

知っておきたい! 電気・ガス・水道の節約ポイント

それでは、具体的にどうすれば水道光熱費を抑えられるのでしょうか。まずは基本の見直しポイントを整理します。

電気代の節約ポイント

・使用していない家電はコンセントから抜いて、待機電力をカットする。
 
・照明を白熱灯や蛍光灯からLEDに交換する。
 
・ドライヤーや電子レンジなど、消費電力が大きい家電の使用時間を見直す。

ガス代の節約ポイント

・シャワー時間を短縮する。
経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、1分短くするだけで年間約3210円の節約になるとされています。
 
・お風呂の追いだきはなるべく避ける。
 
・自炊時はまとめて調理し、再加熱を減らす。

水道代の節約ポイント

・節水型シャワーヘッドに交換する。
製品によって異なりますが、約20〜50%、高性能なものでは70%以上の節水が可能な場合もあります。
 
・食器洗いの際は水を流しっぱなしにしない。
 
・洗濯はまとめて行い、回数を減らす。

週1回減らすだけでも、水道代と電気代のダブル節約になります。

 

負担を減らすには? 今すぐできる「ラクな節約習慣」

節約は、頑張りすぎると続かなくなります。そこで、あまり気負わず、自然と続けられる節約習慣を身につけましょう。
 
例えば、電気の基本契約アンペアを下げるだけでも、毎月の基本料金が抑えられます。あまり同時に家電を使わないなら、40Aから30Aに下げるだけで300円程度安くなることも。
 
また、電力・ガス会社の乗り換えも効果的です。比較サイトで簡単に診断できるので、数分の作業で節約できるケースもあります。
 
さらに「見える化」も有効です。電気やガスの使用量をアプリでチェックすると、「今日は使いすぎたな」と気づけて、自然と意識が変わります。
 

まとめ:小さな工夫で毎月の出費は減らせる

水道光熱費が2万円を超えると、一人暮らしの生活費に大きな影響を与えます。しかし、ちょっとした習慣や設備の見直しで、出費を減らすことは十分可能です。
 
最初から完璧に節約する必要はありません。できることから少しずつ始めて、月1000円、月2000円と節約を実感できれば、自然とやる気も続きます。
 
毎月の固定費を抑えることは、将来の貯金や余裕のある暮らしにもつながります。今日からできる節約習慣で、もっと快適な一人暮らしを目指しましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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