【ネット銀行VS店舗型銀行】ママ友から「ネット銀行」の利用で「年間1万円以上」節約できると聞きました。それぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?

配信日: 2025.05.19

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【ネット銀行VS店舗型銀行】ママ友から「ネット銀行」の利用で「年間1万円以上」節約できると聞きました。それぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?
オンラインで完結するネット銀行と、対面で安心感のある店舗型銀行。実際、どちらがお得なのか気になっている方もいるでしょう。
 
この記事では、ネット銀行と店舗型銀行のメリット・デメリットを比較します。銀行選びに迷っている方は、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ネット銀行とは

ネット銀行とは、実店舗を持たず、インターネット上で金融サービスを提供する銀行のことをいうようです。お金の引き出しはコンビニATMで可能で、口座の開設から振り込み、各種手続きまで、すべてスマホやパソコンで完結することが特徴といえるでしょう。
 
例えば、楽天銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、PayPay銀行、セブン銀行などがネット銀行として挙げられます。なお「インターネットバンキング」は、一般の銀行が提供するオンラインサービスの名称であり、ネット銀行とは異なります。
 

ネット銀行のメリット・デメリット

店舗を持たない分、コスト面や利便性に優れているとされるネット銀行ですが、すべてがオンラインで完結するからこその注意点もあります。
 

ネット銀行のメリット

ネット銀行のメリットはおもに以下の通りです。


・24時間365日利用可能
・ATM手数料や振込手数料が安い
・預金金利が比較的高い
・新規口座開設や取引回数に応じた各種キャンペーンが豊富

ネット銀行は24時間365日利用可能で、預金金利が比較的高めな傾向があります。一部の銀行では条件を満たすことでATMや振り込みの手数料が一定回数無料になるなどのサービスを提供している場合もあるため、コストが抑えられる可能性があるという点は魅力だと考えられます。
 
また、キャンペーンによる特典が充実している場合がある点や、スマホやパソコンで手軽に取引できる点から、忙しい方にとっても利用しやすい可能性があるといえるでしょう。
 

ネット銀行のデメリット

ネット銀行のデメリットはおもに以下の通りです。


・対面での相談や手続きができない
・一部のサービス(公共料金の引き落としなど)に対応していない場合がある
・メンテナンスやネットワーク障害の際に利用できない

ネット銀行は対面相談ができないことや、公共料金の引き落とし口座として指定できない可能性があるなど、一部サービスに制限がある場合もあります。定期メンテナンスがある点にも注意が必要で、使い方によっては不便さを感じる場合もあるでしょう。
 

店舗型銀行のメリット・デメリット

対面でのサポートや幅広いサービスが魅力の店舗型銀行ですが、コストや利便性の面での課題もあります。
 

店舗型銀行のメリット

店舗型銀行のメリットはおもに以下の通りです。


・対面でのサポートを受けられる
・公共料金の引き落としや給与の振込口座に対応
・利用できるATMが多い

店舗型銀行は対面での手厚いサポートが受けられ、公共料金の引き落としや給与の振込先にも対応している場合が多い傾向にあります。また、自社のATMが利用できることに加え、他社の提携ATMが豊富なので「利用できるATMが多い」というメリットもあります。
 

店舗型銀行のデメリット

店舗型銀行のデメリットはおもに以下の通りです。


・ATM手数料や振込手数料が高い
・営業時間に制限がある
・預金金利が比較的低い
・各種手続きに時間がかかる

店舗型銀行はネット銀行と比較すると手数料が高めで、預金金利は比較的低めの傾向があります。手続きに時間がかかる点や、営業時間に制限がある点などは、効率を重視する方にとっては不便に感じることもあるでしょう。
 

ネット銀行を利用することで年間いくら手数料を節約できるか

ネット銀行のなかには、振り込みや提携ATMの利用手数料が無料になるサービスがあるため、使い方次第では店舗型に比べて手数料負担を抑えられる可能性があります。
 
実際に手数料がどのくらい抑えられるのか確認してみましょう。今回は、以下の条件で節約できる金額を計算します。


・ATM利用を月3回(コンビニATM)
・他行宛ての振り込みを月2回

ある店舗型銀行では、セブン銀行ATM・ローソン銀行を利用した場合のATM利用手数料が1回220円、ATMにて自社キャッシュカードを利用した場合の他行宛て振込手数料が1回275円です。
 
この情報を基に年間の手数料を計算すると、ATM利用手数料が7920円、振込手数料は6600円となり、1年間でかかる手数料は1万4520円です。
 
ネット銀行を利用し手数料無料の条件に当てはまった場合、手数料のかかる店舗型銀行を利用するよりも年間1万4520円節約できる可能性があります。ただし、手数料や条件などは銀行によって異なるため、参考程度にしてください。
 

手数料や金利はネット銀行がお得な傾向に|店舗型は対面でのサービスや利用できるATMの豊富さが魅力

ネット銀行と店舗型銀行にはそれぞれメリット・デメリットがあります。利便性やコストを重視する方にはネット銀行、対面でのサポートや安心感を求める方には店舗型銀行が適している可能性があります。
 
ネット銀行では引き出しや振込手数料が無料になることもあるため、年間1万円以上節約できる場合もあるでしょう。自身のライフスタイルや金融ニーズに合わせて、最適な銀行を選択することが重要です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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